飼育メモ

2009年7月のメモ

[メモ一覧]

7月1日(水)

 レプトミン給餌。全員よく食べた。かなりの期間給餌量(頻度)を控えているにも係わらず、いっこうに肥満体型の改善は図られない。


7月3日(金)

【7月3日 AFP】

サンショウウオは脚を切断されても再生するが、このメカニズムを解明したとする論文が、1日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。ヒトに応用して臓器などの再生に役立てられることが期待される。

 すべての生き物は体の一部を再生する能力を持っており、たとえばほ乳類は、皮膚を再生したり折れた骨を接合することができるが、サンショウウオの再生能力は群を抜いている。サンショウウオは脚を失っても数週間以内に新しい脚が生えてくるし、損傷した肺を再生させることも、切断された脊髄の修復も、脳の損傷個所の補充も可能だ。 

 その理由については、これまで、サンショウウオが多能性細胞によって切断面に「再生芽」を作ることができるためと考えられていたが、米フロリダ大(University of Florida)などの研究グループは、再生はより単純な組織特異性のある細胞で行われていると主張している。

■実験内容

 研究チームはまず、脊椎(せきつい)動物の研究において広く使用されているメキシコサンショウウオの遺伝子に、蛍光物質を含むクラゲの遺伝子を組み込んだ。この遺伝子を含んだ細胞は、紫外線を当てると緑色に光るために「マーカー」の役割を果たし、細胞の動きや発達をつぶさに観察することができる。

 次に、遺伝子を組み換えた組織を、メキシコサンショウウオの胚(はい)の、体の各部位が形成される出発点となる場所へ移植し、胚の成長に伴いこれらの細胞がどう変化するかを観察した。

 この遺伝子組み換えサンショウウオが成長したところで、脚または器官を切断した。

 遺伝子を組み換えた組織を、今度は正常なメキシコサンショウウオに移植し、体の一部を切断して、切断面の「再生芽」が作られるときにマーカーの緑色の細胞がどうなるかを観察した。

 すると、再生はこれまで考えられていたような多能性細胞でではなく、切断された元の組織を「記憶している」細胞で行われていることがわかった。言い換えれば、「古い筋肉細胞」が新しい筋肉細胞を、「古い神経細胞」が新しい神経細胞を、「古い皮膚細胞」が新しい皮膚細胞を作るということだ。

 多能性細胞については、皮膚と軟骨を生成するタイプのものしか見いだされなかった。場合によっては、これら2つのタイプの細胞は役割を交換することができるという。

 サンショウウオの再生能力が組織特異性細胞に由来しているとなると、ほ乳類の場合の再生過程にこれまで考えられていたよりも近いことになり、人間の体の組織の再生への実現が期待される。(c)AFP


7月5日(日)

 キス釣りで余ったジャリメを給餌。ねじ以外全員食べた。


7月13日(月)

 レプトミン給餌。ねじは食べなかった。水中にいた3個体は食欲が暴走し、近くにいる仲間にかみついてなかなか放さなかった。


7月20日(月)

 本日、サンショウウオ水槽を飼育部屋のほうに移動した。水槽サイズは90cm→60cmと縮小したが、底面濾過を充実させたこと等により飼育環境の問題は生じないと考えている。


7月21日(火)

 水槽移動後、はじめての給餌。飼育部屋は照明が頻繁にオンオフされたり、水洗の騒音等があるため、それらの環境変化により調子を崩していないか心配だった。レプトミンを給餌したところ、全員が食欲旺盛!ひと安心。
 水槽用クーラーにより18℃程度に冷やしたところ結露がすごくてまいった。対策としては扇風機の風を水槽側面にあて、蒸発を促す等が思いつくが、効果のほどは?・・・う〜む。


7月28日(火)

 レバー給餌。全員が食べた。飼育環境の変化にはほとんど影響を受けてない模様だ。よしよし。
 それにしても、水槽用クーラーがフル稼働で結露がひどい。応急的に水槽や配管にタオルを巻いて空気の流通を抑えることとした。
 また、ちょうど良い扇風機がなかったため、除湿器を引っ張り出してきて設置。除湿器からは暖かい風が出るため室温を上げてしまうのが難点だが、水槽用クーラーの働きで何とか20℃程度で安定。
 以上により、結露量をギリギリ許容範囲内におさめることができた。しかし、電気の無駄遣いが生じていることに大きな問題がある。



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