9月8日(火)
おぼろ月(♀)がいなくなってしまった。本日、レプトミンを給餌した時に気がついた。
現在の飼育設備の構造上、脱走は考えにくい。また、共食いは、四肢や尻尾だけならばあり得ても、ほぼ同サイズの個体から胴体まですべて飲み込まれてしまうことも考えにくい。 病死などの可能性については、最後に個体識別の上、無事を確認したのは2週間前になるが、その後も水槽内の様子は毎日確認しているので(なにしろ必ず目に入る場所(トイレ)に水槽を置いている)、気がつかないうちに遺体が分解されてしまったとは考えにくい。
数年前、似たような出来事があった。卵から孵して、可愛がって育てていたサンボが、忽然と姿を消してしまったのだ。脱走を疑い、家中隅々まで探し回ったが、見つけてあげることはできなかった。 のちに当時のアパートから引っ越す際、部屋中の荷物を全て撤去して遺体を探したが、それでも、ついに見つけてあげることはできなかった・・・。
あるいは、病気などで命を落としたサンショウウオの遺体は、私の想像を超えて、わずか数日の間に分解されてなくなってしまうのだろうか?それとも、私の想像を超えて、設備のほんのわずかな隙間を縫い、どこか遠くまで脱走して(そして乾燥死して)しまったのだろうか。
結局、原因は釈然としないものの、おぼろ月(♀)がいなくなり、我が家のサンショウウオは7匹となった。遅かれ早かれ、この先あと7回、別れの辛さを味わうことになるのだろう。 遅くしたい。
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