飼育メモ

2010年4月のメモ

[メモ一覧]

4月6日(火)

 レプトミンwithミネラオール給餌。餌食い良好。
 刃こぼれの顎の開閉速度が、気のせいではないレベルで早くなっている。


4月13日(火)

 レプトミンwithミネラオール給餌。私の彼以外の全員が食べた。


4月17日(土)

【2010年04月17日(土) 河北新報】

 福島県の阿武隈山地北部で、体に多数の結節(いぼ)があるトウホクサンショウウオが見つかっていることが、16日までに分かった。奥羽大(郡山市)と麻布大、山口大の研究グループは、哺乳(ほにゅう)類が媒介する寄生虫による感染症と特定した。環境省のレッドリストで「準絶滅危惧(きぐ)種」に指定される貴重な種が激減する恐れがあり、国内の両生類で被害が拡大する兆しもあるという。
 研究グループによると、結節があるサンショウウオは2000年に伊達市で初めて見つかり、南相馬市や相馬市などでも発見された。症状が確認された地域は年々拡大し、100%近い生息地も出ている。
 結節は直径数ミリで、重症になると体全体に数百以上も出現。現地で調査している奥羽大の伊原禎雄助教(両生類学)は「指の欠損や体の硬直などを引き起こす。個体数の減少や繁殖行動への影響が懸念される」と言う。
 解剖などの結果、結節は吸虫の一種がサンショウウオの皮下組織に寄生するためだと判明した。この吸虫は日本在来種のテンやアナグマから見つかっていたが、サンショウウオに重い症状を引き起こした例はなかった。
 研究グループによると、吸虫は従来、最終宿主となるテンなどと中間宿主の貝類、両生類との間で循環して生息していたが、何らかの要因で突発的に増え、サンショウウオに病気をもたらしているのではないかという。
 山口大の佐藤宏教授(寄生虫学)は「原因は明確ではないが、この地域でテンなどは増えていない。可能性として考えられるのは、両生類を大量に食べる外来種のアライグマやアメリカミンクの存在。外来種が吸虫を増加させていないかどうか、究明する必要がある」と指摘する。
 佐藤教授によると、阿武隈地域で捕獲されたアライグマからこの吸虫が発見された例はないが、九州北部や近畿地方のアライグマからは見つかっている。人への感染は「生で食べない限り、問題ないだろう」という。
 吸虫による結節症は今年、茨城県のトウキョウサンショウウオや福井県のヒダサンショウウオでも確認された。研究グループは「日本は世界的にも多様なサンショウウオが生息している地域。全国的な感染拡大が心配だ」としている。

<国内未確認の病気/宇根有美麻布大准教授(獣医病理学)の話>
 国内ではこれまで確認されていなかった病気で、世界的に両生類に被害を与えているカエルツボカビやラナウイルスに続く第3の重い感染症と言える。確実にサンショウウオを減らし、絶滅も心配される。

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阿武隈山地北部で今年3月に捕獲されたトウホクサンショウウオ。
全身に結節が生じ、指が欠損している(伊原禎雄奥羽大助教提供)



4月25日(日)

 レプトミンwithミネラオール給餌。全員食べた。


4月26日(月)

【読売新聞】
サンショウウオの生息地手入れ
石川・羽咋市

 石川県羽咋市で1971年に発見され、能登半島と富山県の一部で生息するホクリクサンショウウオ。環境省のレッドリストで、絶滅危惧(きぐ)IB類に指定される中、羽咋市では地道な保護活動が続いている。

 体長約10センチの両生類。同市立越路野小学校(現在は瑞穂小学校に統合)で71年当時校長を務めていた竹田俊雄さん(91)が、校庭の水路で3匹の成体を見つけた。このため、学名は竹田さんにちなんで「ヒノビウスタケダイ」。

 竹田さんは退職後の88年、賛同する約20人と「守る会」を結成して活動を開始。93〜94年の調査では県内の生息数は約2000匹と推定された。だが、現会長の架谷(はさたに)成美さん(67)は「(93〜94年当時と比べ)半減している」と話す。

 典型的な里山の生物だが、少なくなった要因の一つが、耕作放棄地の増加だ。人の手が加えられなくなった水田の水路が泥や草に埋まり、生息できなくなった。コンクリートの水路では、餌となるミミズや昆虫がいないため産卵場所が失われた。

 架谷さんは週1回、市内6か所の生息地の池や休耕田の水路を巡って泥をさらい、草を刈る。天敵のザリガニ駆除も重要な仕事だ。

 増殖のため、90年代初めに市内に造成された池(約300平方メートル)に水路などから採取した卵を放流している。卵の数が激減した時期もあったが、努力のかいもあって増殖池の中の個体数は何とか維持している。

 両生類研究者の松井正文・京大教授は「種の分岐の過程を探る上で貴重な存在」と指摘する。かつては、農作業にいそしむ人の隣にいたホクリクサンショウウオ。高齢化の波は守る会の活動にも及び、孤軍奮闘に近い状態になってきた架谷さんは、「地元種」を守る仲間が増えることを願っている。

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ホクリクサンショウウオのメスの成体



4月30日(金)

 レプトミンwithミネラオール給餌。食欲不振。
 底床かき混ぜて大規模な水換え実施。



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