飼育メモ

2011年3月のメモ

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3月8日(火)

【中日新聞】希少サンショウウオ3種が産卵 アクア・トトぎふで2年ぶり

 各務原市川島笠田町の県世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」で、環境省レッドリストの絶滅危惧種などに分類されるサンショウウオの3種が2月中旬に相次いで産卵した。受精に成功し、ふ化が見込まれる2種分を1階で紹介している。

 産んだのは成体が体長10〜15センチ程度になるホクリクサンショウウオとクロサンショウウオ、カスミサンショウウオ。ホクリクとカスミは14日、クロは19日に、数十個の卵(直径数ミリ)がゼリー状の袋に包まれた「卵のう」を産んだ。

 ホクリクは石川、富山県の一部にのみ分布し、日本動物園水族館協会の「種の保存委員会」が指定する保存対象種。アクア・トトでは昨年5月から飼育を始め、産卵は初めて。東日本に生息するクロは白川村で採集した個体で、2年ぶりの産卵。カスミは岐阜市の生息域から移した個体で、受精には至らなかった。

 紹介しているのは、長さ10センチほどになる乳白色のアケビに似た形のクロの卵のうと、透明なコイル状のホクリクの卵のうで、ホクリクは中で卵が幼生の姿になりつつあるのが分かる。順調に育てば今月中にもふ化する見込み。カスミの卵のうも新たに産まれ次第、展示する。

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2月中旬に産まれ、卵のふ化が待たれるクロサンショウウオの卵のう(手前)=各務原市川島笠田町のアクア・トトぎふで


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飼育するホクリクサンショウウオが初めて産んだ卵のう。卵が幼生になりつつある



3月11日(金)

【岐阜新聞】サンショウウオ“産卵ラッシュ” アクア・トトで卵展示

 各務原市川島笠田町の県世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」で2月中旬、希少種のサンショウウオ3 件3種が相次いで産卵した。そのうち、ホクリクサンショウウオとクロサンショウウオの卵の展示が始まり、貴重な繁殖の過程を観察することができる。

 ホクリクサンショウウオは石川、富山県のごく一部に生息し、環境省レッドリストの絶滅危惧(きぐ)IB類に分類される。成体は体長9〜12センチ。同館では昨年5月から飼育を始め、初めて繁殖に成功した。

 透明なゼリー状の袋「卵のう」の中に数十個の卵が入っていて、受精後、今は体長1センチ弱になった小さな姿が見られる。

 東北や関東、中部地方の一部に分布するクロサンショウウオも、同省の準絶滅危惧種。同館では、大野郡白川村で採集した幼生を育てて繁殖させ、産卵は2年ぶり3回目。アケビのような乳白色の卵のう内に、数十個の黒い卵が入っている。

 順調にいけば2種とも今月中にふ化する予定だという。

 岐阜市内での生息数が数十匹と推定されるカスミサンショウウオも産卵したが、未受精卵だった。

 同館は日本動物園水族館協会に加盟し、種の保存委員会でホクリクサンショウウオの保全、繁殖に取り組んでいる。担当者は「これを機に、希少種がおかれている現状を知ってもらえれば」と話している。

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展示されているクロサンショウウオ3 件の卵のう=各務原市川島笠田町、県世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」



3月21日(月)

 甘エビwithミネラオール給餌。食欲いまいち。6個体が食べた。



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