尻尾の回復状況

1月8日(発見から16日目)

 共食いを発見してから、16日目の様子です。(実際の共食いからは、20日程度以上は経っているものと思われます。)

 食いちぎられて歯形に凹んだ中央部分に”まく”が張ったように見えます(白っぽい部分)。

 よ〜〜く見ると皮膚にもある黒い粒々(顆粒腺or粘液腺ではなく単なる色素の粒か?)が、”まく”の部分にも見られることから、再生が進んで、すでに傷口は皮膚で覆われていることが分かります。

 白く見えるのは、組織の厚みがまだ薄いせいだと思います。これから、少しずつ厚みも出てくることでしょう。おそらく、完全な形には再生しない(又はものすごく時間がかかる)と思いますが、とにかく、回復してくれてよかった!

3月5日の様子(発見から73日目)

 前回の撮影から約2ヶ月が経過。傷口から5mmほどシッポが伸びていました。

 再生度合いとしては予想を下回っていましたが、なあに、後は時間の問題。
 これから暖かくなって代謝が上がるにしたがい、”伸び”のスピードもアップしてくることに期待します。

9月5日の様子(発見から9ヶ月)

 尻尾はその後も順調な回復をみせ、今ではすっかり再生しました。
 右の写真に映っている尻尾の1/2くらいが再生尾。元からあった尻尾より、少し厚さが薄くなっています。

翌年の1月20日の様子(発見から1年と1ヶ月)

 さらに伸びました!(矢印から先が再生尾。)
 白点模様の配置に注目!よく見ると、位置関係は以前と変わっていません。そして、先端部分に、以前にはなかった新たな白点模様が現れています。
 ツララが伸びるかの如く、先端部分を継ぎ足していくかたちで再生が進んでいることが良く分かります。

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