レッツ!クッキング

 よく、「自然下で食べているものを与えるのが一番に決まってる!」といわれます。しかし、それが本当にベストなのでしょうか?
 人類の祖先が火を使って調理することや農耕の技術を身につけ、我々は、現代のように豊かな食生活を営めるようになりました。工夫をすれば、サンショウウオにも、もっとおいしくて栄養バランスのとれた給餌ができるはずです。

 そこで、食べ飽きない味・食感と、ワンランク上の健康作りに役立つ栄養を兼ね備えた理想の餌を目指し、釣り餌の”練り餌”のように水で練り合わせる餌作りにチャレンジしてみました。サンショウウオの好みの味や理想的な栄養バランスが分からないため、ぜんぶテキトー(^^;。少なくともバラエティー性だけは向上させるため、色々な人工飼料を混ぜ合わせることにしました。

材料

  • ひかりクレスト「キャット」を多めに。

  • 乾燥イトミミズを多めに。

  • その他の熱帯魚用飼料を少々。

  • ボレー粉(カルシウム)を隠し味程度に。

  • ビタミンのサプリメントを隠し味程度に。

カルシウムなどの微量元素にはその吸収の許容量があり、それを超えて摂取したものは、他の微量元素の吸収用のスペースに振り分けられてしまうそうです。つまり、特定の微量元素を与えすぎると他の微量元素がうまく吸収できなくなる。これが原因で代謝が正常に機能しなくなることがあるそうです。難しい。

混ぜ混ぜ・・・

 以上の材料を、すりこぎでよく混ぜ合わせれば完成。

 今回用いた道具は右下写真のとおりです。100円ショップでほとんどそろいます。左からすりこぎ、保存用カップ&給餌用カップ。右下のミミカキのようなものはプラモデルの塗料を混ぜる金属の棒です。これは給餌の時に使います。

(ちなみに、熱帯魚用の人工飼料だけであれば、固形のまま水を加えて練っても、お団子状の練り餌を作れます。)


ゴリゴリ・・

必要な道具

食べさせてみる

 さて、いよいよ給餌です!与えたい分だけ粉末をカップにあけます。水を加え少し固めのおダンゴ状に練ったら、例のミミカキですくい取り、サンショウウオに「はい、あーんして」。

 すでにピンセットに餌付いているサンショウウオならたちまちパクッときます。
 コツは、ミミカキの先から少し飛び出すようにすくうこと。そうすると、シッカリと食いつくことができミミカキから剥がれやすくなります。

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