給餌頻度の考え方

 なぜ幼体には頻繁に、成体には間隔を空けて給餌するのかは、以下の考え方によります。

 自然下のサンショウウオは、主に土壌動物を餌にしています。体の小さいうちはトビムシや小さなミミズなどしか食べれませんが、体が大きくなると、捕食の労力を抑え効率よくエネルギーを得る上から、大きなミミズやワラジムシなど大型の土壌動物を食べたほうが有利になってきます。
 これらの土壌動物は、生息密度に大きな差があります(下表参照)。
 このため”出会える確率”を考慮して、幼体と成体とで給餌頻度を変えています。

種類 1平方メートル当たりの個体数
ヒメミミズ、ダニ、トビムシなど 10,000匹
双翅目(ガガンボ、ハエなど)の幼虫 1,000匹
大型土壌動物(ミミズ、ヤスデ、クモなど) 100匹
←戻る

トップページ > サンショウウオの飼育 > 餌の与え方 > 給餌頻度の考え方

サンショウウオ URL : http://xto.be/ ご質問等ありましたら掲示板にお願いします。
※完全リンクフリーです。ご自由にどうぞ。