2000年7月2000. 7.22 ワニガメに甘エビ与える2000. 7.29 見つけたっ!! 2000. 7.29(2) 大変なことが・・・ 2000. 7.22 ワニガメに甘エビ与える
今日はお刺身用の殻付き甘エビを買ってきて、身のほうは私がいただき、頭部をワニガメに食べさせました。このところ、ちょっと太りすぎのような気もしますし、餌の量、バランスを考えて給餌しないと。植物質も与えたほうが良いのだろうか?何を与えれば? 2000. 7.29 見つけたっ!!
アクアテラリウムの流木にカビが発生することはよくありますし、夏場という季節柄、カビの発生自体は珍しいことではありませ・・・ん?・・・白い粒状の・・・カビ・・・じゃなーーーい!!!。いたっ!見つけたっ!ダニ。 移住!?以前の出来事メモで書きましたが、餌昆虫のストックケースでダニが大量発生したことがありました。その時は掲示板でアドバイスしていただいたことを参考に、熱湯消毒で撲滅したつもりでした。しかし・・・! 目をこらして流木を見つめると、確かに、小さい白い粒々は思い思いの方向に動いています(^^;。そのとき私は、1ミリにも満たない白いダニが、故郷のストックケースからサンショウウオ水槽まで約5mの道のりを、あたかもアリの行列のように一列になって引越ししている、そんな光景を思い浮かべていたのです・・・。ちょぴり感動。 退治だ・・・そんな悠長なことは言っていられません。すぐに流木を熱湯消毒しました。実際のところは、餌昆虫の体についてダニが移動したか、新たに別のルートで進入したかのいずれかだと思いますが、基本的に飼育環境が不衛生になっているという現れでしょうから、もっと管理に気を使わなくては。 水槽の中には、目にはつかなくても流木以外にもダニが生息しているはずですから、流木の消毒だけではたりません。対策はズバリ水攻めです。サンショウウオ達を避難させた後、水槽になみなみと水を満たして、ダニたちを溺死させるのです。同時に水槽内の掃除にもなります。 ・・・こうしてダニと付き合っているうちに、彼らの生態に、ちょっぴり興味が湧いてきた・・・。 2000. 7.29(2) 大変なことが・・・29日の早朝(深夜)に前回の出来事メモを書き終えてから眠りについたのですが、部屋中にダニが降り積もるという、タイムリーな悪夢にうなされました。 それはさておき、悪夢から目覚め何気に水草水槽を覗くと、魚達の様子がおかしい!皆、水面に集まり、パクパクと鼻上げしているのです。しかも中には、死んでしまって浮いている魚も・・・。水底に目を移すと、変わり果てた姿のエビ達の山また山・・・。 いったいどうしたんだ・・・まず、ヒーターの故障を疑うとともに、酸素不足が頭に浮かびました。水温が上がりすぎると、酸素は水中に溶けにくくなるからです。すぐに水温計に目をやりましたが、26℃。問題ありません。では、水の流れが止まってしまったのか!?水面から溶け込んだ酸素を水槽内に循環させるには水の流れが必要だからです。濾過器に手をやるとモーターの振動が感じられました。よく見ると水草も水流にたなびいています。問題ありません。もしや、発酵式二酸化炭素発生装置から、アルコールが逆流したのでは!?と思いましたがこれも白。いったいどうしたことか・・・。 結局、フライングフォックスが2匹死んでしまい、ビーシュリンプはおそらく全滅、ヤマトヌマエビは数匹だけが生き残りました・・・。こんな惨事ははじめてです・・・。 原因原因として、ひとつ思い当たる節がありました。昨日の水換えの際に、流木の隙間についたコケを枯らすため、そこに木酢液をポタホタとたらしたのです。10滴くらいだったと思うのですが、原液を3/4程度にしか薄めないで使ったのです・・・。 とにかく、すぐに50%の換水を行ないました。木酢液によるpHショックが根本原因なら、水換えで再びpHの急変を招くことは魚達に負担が大きすぎると思い、急いで水を替えたいのは山々でしたが、注水の水量を絞って少しずつ水を足していきました。鼻上げしていた魚達も落ち着いた様子。ここでまずは一息。 水質調査さて、水換えのときに水槽から排水した水が、まだバケツに残っていたので、水質を調べてみることにしました。まずはpH。水換え前、水換え後ともに6.5程度(我が家の水道水は中性(pH7.0)でしたが、pHは対数なので、50%の換水をしたからといって(6.5+7.0)÷2になるわけではありません)。今まではほとんどpH7.0だったので、確かに低いといえば低い。やはり木酢液が原因!? もうひとつ疑ったのが、嫌気性濾過器。この濾過がうまく働かず、かえって水質を悪化させてしまったのかもしれません。アンモニア、亜硝酸、硝酸塩についてもチェックが必要です。 アンモニアは、水換え前後ともに0mg/l。問題ありません。亜硝酸は、水換え前が0.15mg/l、水換え後が0.1mg/l以下。若干水換え前のほうが濃度が高いですが、一般的にはまずまずの数値です。しかし換水頻度の高い我が家の水草水槽では、高めの数値といえます。硝酸塩は、水換え前は25mg/l、水換え後は10mg/l。やはり、一般的には問題のない濃度ですが、我が家の平常時よりも高めの値がでています。嫌気性濾過がうまくいっていない可能性が出てきました。ところが、嫌気性濾過器から出てくる水の水質を調べたところ、特に変わった問題なし。脱窒がうまく行なわれているかどうかは別として、少なくとも水質悪化を引き起こしていることはありませんでした。 となると、水質が悪化して生物が死んだのではなく、大量に生物が死んで、死体が分解される過程で、水質が悪化したのでしょう。やはり原因は木酢液の使用量を誤ったことだと思われます。すなわち、pHショックに弱いエビたちがまず死亡する。それが元となって一時的に有害物質の濃度が高くなる。すると、エラの組織にダメージを受けた魚達が酸素をうまく取り込めなくなり鼻上げ行動をする。素人の想像に過ぎませんが、そういった事が起こったのかもしれません。 木酢液って?
原液をコケにかけたり、コケにまみれてどうしようもなくなった水草を、少しの間、木酢液につけると、ものの見事にコケが枯れてくれるのは本当です。しかし、何も高価な木酢液を使う必要はなく、ただの酢でも同じ効果が得られます。私はアヌビアス・ナナに頑固なコケがついてしまったときは、流木ごと取り出して食酢(スーパーで売っている一番安いやつ)に1分ほど浸けた後、よく水で酢を洗い流してから水槽に戻します。この後1日も経てば、コケは枯れてピカピカの葉になるのです。 木酢液の使用に際しては、濃度を誤ると生物を死なせてしまうことがあるので十分に注意する必要があるということは、以前から言われていましたし、濃度を過った失敗談も良く聞かれました。
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