職務としての災害派遣や個人的なお手伝いでいくつかの被災地に足を運びました。中でも震度6強に襲われた小千谷市は、新採用のときに配属され4年間を過ごした(その間に初めてクロサンショウウオと出会った)思い出深い土地。
市内に入り、斜めに傾いた電柱の列が視界に飛び込んできた時は息を呑みました。道路は異様に変形し、半壊、全壊の建物も。あまりに非日常的で、現実感に乏しい光景でした。しかし現実。
当時住んでいたアパートは無事でした。サンショウウオの餌採りに通った神社は無残にも石積みが崩れ、灯篭が倒壊していました。
被災地には大量の救援物資が届いています。しかし、このような状況下では、どうしても連絡体制がうまくいかない面があり、賞味期限ギリギリのパンが大量に余ってしまう避難所があったり、また、いきなりボランティアが炊き出しに訪れて、せっかく用意してあった食事が無駄になるといった事態もありました。
夜、小学校のグラウンドに止めた車中に一泊しました。凍えるほどの寒さ。私は寝袋を用意していたので大丈夫でしたが、毛布だけでは相当つらいはず・・・。
怪我もなく、思ったよりも元気そうに見える知り合いとの再会で、地震発生以来ずっと張り詰めていたものが緩みました。本当に無事でよかった
(>_<)。まだ余震はおさまらないし、これからの復旧も大変だと思うががんばるんだよ。
文末になりましたが、自らも被災者であるにもかかわらず地域のために力を尽くしている市町村職員をはじめ、現場作業員の皆さん、自衛隊、他県からの支援団、その他関係者の方々に、心から敬意を表したいと思います。
|