2006年4月2006. 4.12 シュールストレミング2006. 4.12 シュールストレミング世界一臭い食べ物と称される「シュールストレミング」は、生のニシンを発酵させたスウェーデンの伝統的な缶詰です。今年の初め念願かなって入手しました。はたしてどれほどの臭さなのか!?発酵が進み、ガスでパンパンに膨れ上がった缶を目の当たりにして、私の胸も期待ではちきれんばかり。
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缶切りの刃を差し込んだとたん、張り詰めていた内部のガスが汁とともに吹き出しました。ほのかに異臭が漂いましたが、風上にいたせいか大したことなし。・・・あれ? おもむろに缶を全開。いやな感じに変色した魚が現れました(右写真)。恐る恐る鼻を近づけて嗅いでみたら・・・くさっ!くさっ!!! |
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パンにクリームチーズを塗り、ジャガイモとスライスオニオンをならべました(初心者はオニオン多めがよいようです)。その上に、シュールストレミングを一匹まるのせ(右下写真)。なかなかおいしそう。
高ぶる期待をなだめつつほおばったところ、うかつにも口元に汁をたらしてしまいました。味わうよりなにより、たちまちそこから臭気が立ち上り、ダイレクトに鼻の穴へ。・・・くっっっっさあああああ!!!!!!・・・まあこれも一興か。 肝心のお味のほうは、塩気がきいた異様な風味です。腐りかけの生魚だと思うと気持ち悪くなりましたが、噂に聞くほどひどい味ではありません。息をこらえて飲み込むようにしたのでニオイもぎりぎりガマンできました。 |
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はむっとまたひと口。今度は好奇心で、口の中に閉じ込めたニオイの塊を、鼻からゆっくりと吐き出してみました。死ぬかと思いました。初心者が背伸びをしすぎました。
この日のために用意してあったスウェーデン産のお酒”アクアビット”をちびちびやりながら、とうとう最後の一匹まで平らげ、満足感と、達成感とでいっぱいになりました。
空き缶は陽に照らされて半乾きになり、いっそうすさまじい悪臭を放ちはじめています。記念に缶を取っておきたかったのですが、染み付いたニオイで部屋が使えなくなる恐れがあるので断念。残り香を思う存分楽しんでおきました。
本当にすばらしい体験でした!
空き缶は、帰り道にコンビニに捨ててきました。誠に申し訳ありません。
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