1999年5月

1999. 5. 6 7匹の合計体重40.9g

1999. 5. 6 7匹の合計体重40.9g

 数cmの幼生だった彼らも本当に立派になりました。・・・ホロリ。そうだ、個々の成長過程を報告するため、新しくコーナーを設けよう。身体測定を行い、写真を整理しよう。ついでに、名前なんか付けちゃったりして。
 しかし、思いがけない問題が!私は2匹を除いて、その他の区別がつかないのでした。よって、撮影した順にナンバーで呼ぶという、なんともあたたかみの感じられないコーナーになってしまいました。

NO1

12.9cm,10.0g

 身長は定規で、体重は台所用のはかりで計測。とくに体重はメモリが10g単位だったので、そうとう読み取り誤差があるでしょう。

NO2

13.0cm 9.5g

 ・・・見分けがつきません。写真を見てもらえれば納得?みんなそっくりです。

NO3

13.3cm,10.0g

 オスメスを判断するのに、総排出孔も写真に撮っておけばよかったですね。
 たしかイモリは総排出孔の位置が腹側に近いかどうかで雌雄の判断ができたはず。クロサンショウウオはどうなのかな?

NO4

13.5cm,10.0g

 写真ではよくわかりませんが、体色には2通りあって、黒っぽいものと、すこし色が薄くて黄土色っぽいものとあります。これは薄い方。実物を見るとはっきり違いがわかります。

NO5

10.0cm,0.5g

 この子が幼生時の栄養不足が原因と思われるクル病?のサンショウウオ。背骨から尻尾まで、激しい変形が見られ痛々しい・・・。
 かなり神経質で、持つとそうとうあばれます。痛いのだろうか?今のところ餌食いも悪くなく元気だが、こういった病気持ちの子は内臓疾患等を併発しているかもしれないし、寿命が短いかもしれない。何か治療方法は?なお、身長は背骨が曲がった状態での長さです。

NO6

11.2cm,0.1g

 この子は最小の個体。他の子と比べて見た目は相当小さいですが、実際に測った身長はそれほど小さくもなかった。ただし、体重が1/10!
 成体の大きさは幼生時代の養分摂取に関わっており、その時期に成体になったあとの大きさまで大体決まってしまうという。大きく育てたいなら、幼生時代にうんと栄養を取らせること。

NO7

12.8cm,0.8g

 なんかめちゃくちゃ大きく見えますが、これは中くらいの個体。ただの撮影倍率の問題です。プリプリ感のある太い尻尾がたまりません。太い尻尾は陸棲型の特徴で、産卵時に水に入る時は平たく変化するそうです。

 今回は、水槽内を少しいじるためサンショウウオを一時避難させるとき、ついでに計測・撮影を行ったものです。そういうときでないとけっこう面倒。次回はいつになることやら・・・。
 クロサンショウウオは最大で15cm以上にはなるそうなので、まだまだ少しづつ成長するかもしれません。

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