導水管施設

湧水施設

 普段の沢を流れる水だけでは増殖池の水を満たすには足りないことから、山腹にボーリング(特殊な重機で深い横穴を開け、パイプを差し込む)を行い、湧水が湧き出るように工事されています。

 ところが、池の造成に当たってセメントを一切使っていないことから、漏水による水位低下という事態が発生。
 対策として、写真に見られるような波板を周囲に打ち込んだり、上流のため池からパイプで水を引き入れたりする工夫がなされました。池の底面には、防水用のゴムシートも一部に設けられています。


ボーリング孔と防水のための波板

導水管施設

 しかし、これらの苦労もむなしく、パイプの目詰まりなどにより渇水の心配が絶えない状況が続き、94年の全国的な干ばつでは、池の水が完全にひからびるという大惨事に(;;)。

 そんな中、平成14年10月16日、(社)日本動物園水族館協会の助成で、上流から水を引く導水管施設が新たに設置されました。このとき、旅の初日に訪れたいしかわ動物園で、設置に当たっての技術的アドバイスをしたそうです。

 初めに施工されたボーリング孔からはほとんど水が出ていませんでしたが、この導水管からはこんこんと水があふれ出ていました!(まさに命の水という感じがします。)

 ちなみに、いしかわ動物園で飼育されている今年生まれの幼体は、この増殖池にこの春産みつけられた卵のうを持ち帰って孵化させたものだそうですよ(^^)。


命の水があふれ出す
←戻る

トップページ > サンショウウオ観察レポート > 導水管施設

サンショウウオ URL : http://xto.be/ ご質問等ありましたら掲示板にお願いします。
※完全リンクフリーです。ご自由にどうぞ。