ワラジムシ
ワラジムシ
ダンゴムシ
ヒメフナムシ
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サンショウウオの口に丁度収まる理想的なサイズ。地を這う動きも食欲を刺激します。カルシウムも豊富で、非常に優れた餌だと思います。ワラジムシに似たヒメフナムシも良い餌になります。
同じくよく似たダンゴムシは、硬くて、丸まると飲み込みにくいせいか、あまり受けがよくありません。
ワラジムシはヨーロッパ原産の帰化生物で、比較的最近日本に移入してきた生物だといわれています。ところが、野生のサンショウウオの胃の内容物調査によると、ワラジムシの仲間が最も多くみとめられるそうです(次いでヨコエビの仲間、ムカデの仲間)。
長い歴史のある日本のサンショウウオが、そんな新しい生物を好んで食べていることには、何だか違和感を覚えます。しかし、考えてみれば、人類の歴史500万年に対し日本人が”米”を食べるようになった歴史はわずか2千年程度。日本産サンショウウオにとっての”ワラジムシ”は、日本人にとっての”米”に相当するのかもしれません。
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与え方
ピンセットで摘んで与えたり、割り箸の先にとまらせて口先に差し出してあげます。サンショウウオをかじったり危害を加える恐れがないので、水槽内に生きたままばら撒く、「ばら撒き給餌」もOK。
また、野外で採取してきた腐葉土ごと容器に入れて水槽内に置いておけば、勝手に這い出して餌になってくれます。
思い起こせば飼育当初、ピンセットでの餌付けがうまくいっていなかったとき、近所の神社に積んであった腐葉土をスコップで採取してきて、中のワラジムシやヒメフナムシを割り箸でつまんでは水槽内に落としてやったものです。ワラジムシが目の前を通りすぎる瞬間、目にも止まらぬ速さでひと飲み!うれしかったな〜。
採取方法
草むらにある石や木片の下、腐葉土の中など、いろいろなところで見つけることができます(案外乾燥したところにもいる)。
特に瓦のような平たいガレキが捨てられているのを見つけたら、それは宝の山。とんでもない大群が潜んでます。見つけしだい片っ端から割り箸でつまんで捕まえましょう。面倒なら周りの土や落ち葉ごと移植ごてで容器に入れてかまいません。
ホウキとチリトリを持っていき、石をはぐるや否や一網打尽にするのも通なやりかた。
なお、ヒメフナムシ、ワラジムシ、ダンゴムシのうち、ヒメフナムシが最も自然の豊かな場所に生息しています。続いてワラジムシ。ダンゴムシは、自然破壊の進んだ地域でも見つけることができます。
ストック方法
採取した場所から土や落ち葉を一緒に持ち帰り、プラケースや衣装ケース等に入れてストックします。ツルツルした壁面は登れないので脱走防止対策は不要。
腐りかけた落ち葉や枯草、腐葉土が餌になります。私は腐葉土に加え、家の横に生えている雑草を刈り取ってきて腐りやすいように水で湿らせてから入れてあげました。
土は乾燥ぎみで大丈夫ですが、そう思うと、つい油断してカラッカラに干からびさせてしまうことがあるので、注意が必要です。(失敗経験者は語る・・・)
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ようやく、養殖のコツが分かってきました。近所で捕まえてくるほうが手っ取り早いので、あまり役に立たないと思われますが紹介しときます。
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床材(市販の腐葉土)を、10cm以上の厚さに敷く。【重要】
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生のジャガイモを丸ごと埋め込む。→植物の浄化作用で床材環境が良くなる。伸びてきた芽は適宜カットし、床材中に埋め込んで処理する(ワラジムシ達の餌となる)。
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そして部屋の片隅などに放置。
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床材が乾燥してきたら、コップ一杯程度の水をドバっと注いであげる。
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ジャガイモは腐ったら適宜追加する。
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我が家では、部屋の片隅に置いてあるプラケースの中で、ワラジムシをはじめ、ダンゴムシ、ヤスデ、ミミズ等が順調に繁殖している。あと、一緒に小バエも大量発生している(爆)。
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床材を厚くしておくことで、完全乾燥までの時間を稼げること、及び、一度に注水しても溺れたりしないことがミソです。ワラジムシは、このような湿度の急変をものともせず、よく殖えてくれます。
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