サンショウウオに関する文献

 サンショウウオに関する文献を紹介します。通販で購入できるものはネットの大型書店Amazonのアソシエイトでリンクしておきましたが、古書の検索サービスやネットオークションにも目を光らせてください。

和書
洋書

和書

トウキョウサンショウウオ 金井 郁夫 (著)

単行本: 262 p

 偶然出会ったサンショウウオに興味を持った教師が、サンショウウオの飼育、調査、研究に没頭していく様子や、保護活動への取り組みの様子が描かれています。かなり面白い。残念なことにこの本はすでに絶版となっており、私が持っている一冊は、職場の先輩が古本屋で見つけプレゼントしてくださったものです。
 当サイトは、この本の復刊を目指しています。復刊ドットコムで100票以上集めると復刊交渉の権利を得ることができます。
絶版本を投票で復刊! をクリックし、皆様の一票をお願いします!


かくれ里と山椒魚 石田 鉄雄 (著)

単行本: 179 p

 この本も職場の先輩からのプレゼント。サンショウウオの調査記を中心とした随筆です。こんな名著があまり出回っていないのは非常に残念。サンショウウオにまつわる文化の話も貴重。
 この本は以前旅行先にも持って行きました。情緒ある温泉宿の広縁で、ゆったりと腰掛けて過ごした読書タイムは、あわただしい観光地めぐりなんかよりずっと楽しい思い出として残っています。


大山椒魚 小原 二郎 (著)

単行本: 233 p

 またまたプレゼント本です(本当にありがとうございます)。題名どおり全編オオサンショウウオの話題で、その生態や生息地、繁殖行動の様子などが詳しく紹介されています。随筆。
 もっとも興味深いのは第6章の飼育の話。飼育下繁殖を目指すも、失敗の連続。しかし、自然下の生態をよく考え、飼育方法を少しずつ改善していき、ついには繁殖に成功します。これを読むと、自分も何か改善案を練りたくなり、いても立ってもいられなくなってきます。かなりの勢いでオススメ。


イモリと山椒魚の博物誌 碓井 益雄 (著)

単行本: 337 p

 日本唯一の有尾類の博物誌。民俗学から食文化、文学まで、多様な角度から語られています。
 サンショウウオを飼育し始めると、まずは飼育方法や自然での生態を知りたくなります。そして飼育が軌道に乗ってくると、次は、サンショウウオに関係することをなんでも知りたくなってきます。そんな時に最初に出会うのが、きっとこの本。私が紹介するまでもなくすでにお持ちでしたかね?


両生類の進化 松井 正文 (著)

単行本: 302 p

 大学の講義でも使われている専門書で、両生類に関する基本的な事項(生理や生活史など)を勉強できます。分類と系統関係についても詳細に触れていますが、興味が無いので飛ばし読み。あと、難解な部分も全部飛ばし読み。このようにしたら苦もなく最後のページまでたどり着きました(笑)。
 ざっと目を通してどんなことが書いてあったか記憶の片隅にとどめておくと、後に詳しく知りたくなった場面で「そういえばあの本に書いてあった」と、引っ張り出してきて調べることができます。


これからの両棲類学 松井 正文 (編)

単行本: 293 p

 2005年発行だけあって、比較的新しい知見が1冊にまとめられています。学会に参加するほどではないけど両棲類のことをもっと知りたい、という方は読んでおいて損はないでしょう。
 内容は生態から保全、飼育方法に至るまで盛りだくさん。


日本動物大百科 5 両生類・爬虫類・軟骨魚類 日高 敏隆 (監)

大型本: 189 p

 昔、図書館で借りて読み、「これは手元においておくべきだ」と思い購入したものです。小型サンショウウオ関連は計16ページあり、読むところが多いので満足度高し。分布から具体的な生活ぶりまで、写真や図を交え詳しく解説してます。
 爬虫類や軟骨魚類についても実に面白そうな単元が並んでいて、気になって仕方がないのですが、未だに読んでいません。プレゼントの封を開けずにじらしている心境です。


爬虫両生類飼育入門 ロバート・デイヴィス (著)

単行本: 207 p

 有尾類の飼育方法について一通りの解説があります。通常の解説に加えQ&Aコーナーがあり、多くの人が疑問に思っていても、聞く機会がないような質問がそろっています。回答は簡単にまとめすぎていて少し物足りなさを感じますが、その内容をきっかけに自分で調べて理解を深めることができます。


飼育と手技 ホルモン実験ハンドブック 日本比較内分泌学会 (編)

単行本: 218 p

 動物実験で正しい結果を得るには、使用する動物の適切な管理・ストックが必要不可欠です。その技術を参考にしたいと思い、この本を読んでみました。・・・ところが、サンショウウオについてはイモリと一緒くたにした水中飼育のごく簡単な説明があっただけ(変態後も水中に棲むサンショウウオ科の種は日本にはいない)。
 両生類の病気対策の解説は何気に参考になりました(ヨードチンキの使い勝手が良いらしい)。


爬虫両生類飼育図鑑 千石 正一 (著)

単行本: 127 p

 前半はカラー写真付きの図鑑になっていて、後半に飼育の総論と各論があります。各論の有尾類の飼育はシンプルな解説があるだけですが、総論における餌の種類の解説に妙に力が入っています。


ザ・爬虫類&両生類
 富田 京一 (著)

単行本(ソフトカバー): 191 p

 前半にカラー写真付きの図鑑があり、後半に、飼育方法に関するかなり充実した解説があります。内容がしっかりしていて非常に参考になるので、ぜひ読んでほしい一冊です。
 特徴的なのは、野外採取や野外観察の方法についても多くのページを割いていること。こういう記事を読むと、次の週末は図鑑とお弁当を持って大自然にくり出したくなります。


決定版 日本の両生爬虫類 内山 りゅうほか

単行本: 335 p

 日本に棲む両生類・爬虫類を網羅した図鑑として、現時点ではもっとも良くできた一冊。ハンディー版なので、野外観察時にウェストポーチなどに突っ込んで持っていけます。サンショウウオについては、1種に見開き2ページを割いて解説しています。


日本のカエル+サンショウウオ類山渓ハンディ図鑑 松橋 利光ほか

単行本: 191 p

 サンショウウオに割かれているスペースは少ないですが、ハンディー版で厚さが上の図鑑の約半分なので持ち運びに便利。どちらかを選ぶとするなら上の図鑑ということになりますが、たぶんサンショウウオ好きは両方買ってしまうでしょう。


広島県の両生・爬虫類エコロジーカラー図鑑 比婆科学教育振興会 (編)

ソフトカバー: 168 p

 広島県に棲む両生類、爬虫類の図鑑。これは隠れた名図鑑です!小型サンショウウオとしては、カスミサンショウウオ(低地型と高地型に分けている)、アベサンショウウオ、ブチサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ハコネサンショウウオが掲載されていますが、どの解説にも珍しい写真がふんだんに使用され、ちょっとありえないくらいマニアックな図鑑に仕上がっています。グッジョブ!


秋田の博物誌 本郷 敏夫(著)

単行本: 236 p

 両生類を長年研究してきた著者による、秋田の自然に関するエッセイ集。サンショウウオの話題として、すみ分け、共食い、再生、発生など各1ページ程度20項目があります。中には「サンショウウオは低温を好むか」「共食いと友食い」「クロサンショウウオとトウホクサンショウウオの雑種」など、興味深い目次が並んでいますが、論文的な突っ込んだ内容ではありません。
 好きなページから気軽に読み進めることができる肩のこらない一冊。


保全遺伝学 小池 裕子・松井 正文(編)

単行本: 328 p

 長い年月をかけて育まれてきた「生物多様性」は、かけがえのない地球の財産です。これを守るには「種の多様性」「遺伝子の多様性」「生態系の多様性」という3つのレベルでの保全が不可欠。この本は「遺伝子の多様性」の保全にスポットを当て、基礎知識から研究方法、保全の現状等について解説しています。
 日本の小型サンショウウオについては、カスミ−トウキョウ、ハクバ−ヤマ、オオダイガハラの遺伝的多様性に関する研究事例が紹介されています。


爬虫類・両生類800種図鑑 長坂 拓也 (編集)

単行本(ソフトカバー): 431 p

 世界中の爬虫類・両生類をカラー写真で紹介した定番の図鑑。以前は飽きもせず日がな一日眺めていたものです。さすがにもう飽きました(^^;。
 巻末には大まかな種類ごとの飼育方法や、飼育器具(ケージ・保温器具・光源・床材・メンテナンスグッズ・レイアウトグッズ)の紹介、餌の解説もあり、改めて見返すとなかなか参考になります。


爬虫類・両生類200種図鑑 菅野 宏文ほか

単行本: 237 p

 上の図鑑の姉妹本的な位置づけなのでしょうか。上の図鑑は30cmの大型版ですが、こちらはハンディータイプです。重複している種もありますが、紹介文等は異なっています。前半に図鑑、後半に飼育概論。
 現在は表紙のデザインを変えて再販されているようです。


爬虫類と両生類の写真図鑑 マーク オシー (著)

単行本: 262 p

 外国の珍しい爬虫類・両生類をひまつぶしに眺めて楽しむことができます。どこか日本人の感覚とはミスマッチした作りのエキゾチックな図鑑。同定のための簡易検索表なども載っていますが、外国の生き物なのであまり使い道な〜し。
 この本で初めてアホロテトカゲを見て衝撃を受けました。


REPFILE 有尾類・無足類 山崎 利貞 (著)

単行本: 45 p

 両生類の中では、何といってもカエルがメジャー。種数も、知名度も、人気も、群を抜いています。そのため、両生類に関する本ではサンショウウオはオマケ的扱いがほとんど。そんな中、ついに「有尾類・無足類」だけの本が発売されると聞き及び、心待ちにして購入した思い出があります('03)。
 このREPFILEシリーズは、どれもパンフレットのようなあっさりした薄い冊子です。外国の有尾類・無尾類のカタログ的な紹介と、飼育に関する簡単な説明があります。


爬虫・両生類ビジュアルガイド イモリ・サンショウウオの仲間 山崎 利貞 (著)

単行本: 144 p

 上のREFFILEをぐっとボリュームアップした感じの本。写真も解説文も重複した部分があるので、どうせ読むならこっち。日本のサンショウウオは載っていないのですが、めずらしい外国種を鮮明な写真でたくさん紹介しています。
 後段には飼育のイロハについても書かれているので、ビギナーのはじめての一冊としてもお勧めできます。ペットとしての有尾類・無足類をきっぱり”不人気種”と位置づけ、安易な購入や準備不足の飼育に注意喚起しているところは高評価。


日本産有尾類総説 佐藤 井岐雄(著)

 昭和18年刊の、超著名な本にして超レア本。古書がかなりの高額で取引されているとか。我が家には人からいただいたクロサンショウウオの項とサドサンショウウオの項の写しがありますが、とんでもなく詳しい解説があり驚かされます。
 この本が世に出てから60年以上。新しい知見は相当たまっているはずなので、第2の佐藤先生の出現を心待ちにしています。


肥前真弓山椒魚 著者不詳

和本:12p

 昭和25年に記された和本。以前に掘り出し物として手に入れ、以来、大切に保管してきました。カスミサンショウウウオの生態について、生息地から食性、繁殖まで、かなり詳しく書かれています。現在の知見とは食い違う記述が多々あり(肺がない、木に登るなど)、たいへん興味深い。
 我が家の書庫に眠らせたままにしておくのはもったいない気がしています。


東北山椒魚の発生段階図 澤野 十蔵(著)

B5:14p

 昭和22年発刊。発生の詳しい内容に興味がもてるほどの知識はないのですが、”山椒魚”という単語に敏感に反応して入手した本です。
 どうせつまらない内容なんだろうな〜と思いながら(すまん)読んでみれば、各段階をクロサンショウウオと比較しながら解説していおり、興味爆発。非常〜に面白かったです。


爬虫・両生類飼育ガイド カエル 松園 純(著)

B5:143p

 カエル飼育の心構えやあるべき姿に関する筆者自身の考え方が冒頭で語られ、以降の章も筆者の実体験を踏まえた各論が展開しており、単純なハウツー本とは違った随筆的な面白さがあります。サンショウウオ飼育に参考になる部分も多数あり。
 獣医師寄稿による「疾病」のコンテンツも貴重。


カエル・サンショウウオ・イモリのオタマジャクシ ハンドブック 松井 正文(解説)
:80p

 オタマジャクシに特化したここまでコンパクトな図鑑は他に見当たりません。
 ページをめくると、オタマジャクシというものは「ガイジンが皆同じ顔に見える」どころではないレベルで似ていることを痛感させられ、これを持ってフィールドに出ようという気をそがれますが、なあに想定の範囲内です。あとがきを読んだら「本書を見ても、すぐに同定できない例が多いかもしれないが、現実がそうなのだから仕方ない」と、さらり往生際の良いお言葉が。これはちょっとだけ想定外。


北海道のサンショウウオたち 佐藤 孝則・松井 正文(編著)

258p

 エゾ、キタサンショウウオの暮らしぶりや現状、研究事例などを紹介しています。これは良書です!本書は小中学生向けの章、高校生・一般向けの章、大学生・研究者向けの章からなり、それぞれの内容はオーバーラップしながら段階的に詳細になっていきます。例えば「生態」について、小中学生向けの章では、子供向けの易しい文章で説明されます。続く高校生向けの章では、その同じ内容が、さらに掘り下げられて解説されます。最後に大学生向けの章では、関連する研究事例などが紹介されます。
 私は第1章から読み進めましたが、段階的にレベルアップしていくので頭によく入った。サンショウウオに興味のある子供たちをはじめ、多くの人にぜひ読んでもらいたいです。ブラボー!

洋書

Amphibian Medicine and Captive Husbandry Kevin M. Wright (著)

ハードカバー: 499 p

 両生類の医学書です。病気のことだけでなく、飼育方法や栄養など、飼育に役立つ豊富なデータがあります。要所にグラフ、イラスト、白黒写真がありわかりやすい。一部の症例についてはカラー写真付きで解説されています。今や、何か飼育上の疑問がわいた時は、まずこの本を手に取るほどのバイブル的な存在になっています。
 唯一の問題点は、私が英語を満足に読めないということです(フッ・・・)。


Biology of Amphibians William E. Duellman (著)

ペーパーバック: 696 p

 両生類について全体を網羅した教科書的な本。上の本もそうですが、専門用語を1語1語調べながらスローペースで読み進むことになります。最初から読み始めると、あまりに先が長くて挫折するので、あくまでも辞典的に興味のある項目だけをつまみ読みします。


Amphibians Robert Hofrichter (著)

ハードカバー: 264 p

 全編カラーの大型本。種の発生から生態、生息地、飼育、保護、さらに両生類に関する文化、食料としての両生類など多岐に渡って紹介しています。写真が大きくて非常に見やすいです。イラストもわかりやすい。装丁もしっかりしています。・・・えっと、文章は全然読んでません。(爆)

 → その後、けっこう読みました(笑)。項目ごとにポイントを押さえて簡潔にまとめられているため、調べ物に重宝します。飼育については概論程度。両生類全般に関する教科書的な本がほしい人は、この本か、上のBiology of Amphibiansのどちらかを。(この本のほうが一般向けっぽく、英語もやさしい。)


The Really Useful Handbook of Reptile Husbandry Caroline Gosden (著)

ペーパーバック: 178 p

 獣医師向けに書かれた爬虫類・両生類を診断する際の参考書。大きな特徴は、生物の種類ごとに「問診表」として飼育の要点が整理されていること。問診表に回答していく形で飼育方法の是非がチェックできます。有尾類については、参考としてファイアーサラマンダーにおける模範回答例あり。
 とても読みやすい本なので、気合を入れなくても十分理解できます。内容は基本的な事柄がメインで、特に初心者の方にオススメ。

※CD-ROM付き:問診表のフォーマットや怪我・病気の写真(白黒)、各種データ。


Salamanders & Newts As a Hobby John Coborn (著)

ペーパーバック: 98 p

 私が初めて通読できた海外の飼育書です。カラー写真が多くて読みやすい。なんといっても文字が大きめなので、読む気になる。入門書としてよくまとまった内容で、特に初心者の方におすすめできる一冊です。
 たとえ英語を読み慣れていなくても、有尾類飼育の基礎知識があれば、ある程度知っている単語や話題が多く出てくるので案外読み進められるもんです。


Salamanders and Newts As a New Pet John Coborn (著)

ペーパーバック: 63 p

 上と同じ著者による、同じような内容の本ですが、こちらの方が簡単。ベテランの方には物足りないと思いますが、英語の勉強も兼ねて何か読んでみたい、という場合によいチョイスです。
 ともかく、日本語の飼育書は数も限られているため、さらに多くの情報が欲しい場合は外国語の本を読む必要が出てきます。この本のようにやさしい内容のものから慣れるとよいです。


Newts Their Care in Captivity Patterson (著)

ペーパーバック: 64 p

 ニュート(一生のほとんどを水中で過ごす仲間。皮膚がざらざらした感じのが多い)にはあまり興味ないのですが、サンショウウオの飼育にも通じる部分が多いので入手しました。特に幼生の飼育方法はそのまま応用可能。文字が大きいので、ちょっと読んでやろうかという気になります。


Feeding Insect Eating Lizards Zoffer (著)

ペーパーバック: 65 p

 トカゲの餌になる色々なムシを紹介しています。サンショウウオの餌について検討する際の参考になります。カラー写真たくさん。栄養バランスが偏った時に起こる病気についても解説しています。あ、文字大きいです(笑)。
 食餌だけで1冊の本を作ってしまうとはさすが。


Newts and Salamanders Frank Indiviglio (著)

ペーパーバック: 96 p

 有尾類の飼育方法について、詳しく解説しています。カラー写真やイラストも豊富。薄くてコンパクトな本ですが、その分文字も小さめでしっかりとした情報が詰まっています。
 私は、1ページ目を開いてその小さめの英文字が目に飛び込んできた直後に、この本は興味のあるところをつまみ読みするだけにしようと決めました。参考になります。おすすめ。


EAT THIS BUG Lynn Davis (著)

ペーパーバック: 62 p

 爬虫類、両生類の活餌の小冊子。特に、それらを自宅で養殖する方法に紙面が多く割かれており参考になります。
 やさしい英語で非常に読みやすいため、寝る前布団の中でよく読んでいたのですが、あるとき酔っ払ってビールを床にぶちまけて翌朝まで寝入ってしまい、床に置きっぱなしだったこの本は裏表紙がめちゃめちゃに(jдj)。中身を読むのに支障はないのですが・・・。


Salamanders: Secret, Silent Lives Sara Swan Miller (著)

ペーパーバック: 48 p

 これはむこうの小学生向けに書かれた本で、数種類の有尾類をやさしい文体で紹介しています。中学生レベルの英語力で十分読み進めることができます。飼育の参考になる情報とかそういうものはありませんが、英語の本をすらすら読んで、いい気になりたい時のファーストチョイスです(子供向けの本だということは忘れること)。


Measuring and Monitoring Biodiversity: Standard Methods for Amphibians W. Ronald Heyer (著)

ペーパーバック: 364 p

 環境破壊などの影響で、世界の両生類は減衰の一途をたどっています。この本は、野生の両生類に関する調査及び分析手法の専門書。これからの保護のあり方を考える上での基礎知識としてだけでなく、飼育スキルの向上にもフィードバックできると考えました!徹底的に勉強しようと思い立ち、かなり前に購入しました!!!
 まだ1ページも読んでません。(うは)

 → その後ちょっとずつ勉強し始めました(^^;。両生類の扱い方や身体計測のやり方など基礎的な部分から、屋外での発見方法、データの分析方法といった実践的な部分まで記述されています。よい本を手に入れました。


The Newts and Salamanders of Europe Richard Griffiths (著)

ハードカバー: 188 p

 ヨーロッパの有尾類の総論的な本です。私は外国の有尾類にはそれほど興味がないのですが、第7章の有尾類の「保全」に関する内容がとても興味深く、出だしだけ読みました(ヲイ)。

 → その後、全体的にけっこう読みました!ヨーロッパの種に限定せず有尾類全般の体の仕組みや生態等について分かりやすく解説しているので、教科書的な本が一冊ほしい人にもおすすめできます。比較的やさしい英語で、けっこう気楽に読めますよ。これは良い。


Reprodunctive Biology and Phylogeny of Urodela

 有尾類の繁殖に関する、かなりつっこんだ内容の専門書。実をいうとずいぶん以前から手元にあるのですが、お手上げに近い状態。出てくる単語も言い回しもいちいち小難しく、何しろまともに読めない。アチャ〜。


Salamanders of the United States and Canada James W. Petranka (著)

ハードカバー: 587 p

 アメリカとカナダに棲む有尾類の図鑑です。カラー写真も少しありますが、大部分は白黒。ペットショップで売られている有名どころが軒並みそろってます(タイガーサラマンダー、マーブルサラマンダー、スポッテッドサラマンダー、アンフューマ、ヘルベンダー、その他多数)。一種ごとにかなり詳しい解説があるので、それらを飼育している方は参考になる有益な情報を得られるはずです。


A Field Guide to Western Reptiles and Amphibians Robert C. Stebbins (著)

ペーパーバック: 533 p

 アメリカの爬虫類と両生類のハンディー図鑑で、地方ごとに分冊になっています。生物の外見は主にスケッチで紹介(一部写真もあり)。最近は写真が多用されたビジュアルな図鑑が多い中、古風な正統派の図鑑に仕上がっています。
 見栄えでは写真版に劣るものの、スケッチ版は、同定する際に必要な情報を網羅しているという点で優れています。まあ、アメリカの両生類を同定する機会はあまりないのですけど(あー、海外旅行したい)。


Terrarien Atlas 1 Hans-Joachim Herrmann (著)

ハードカバー: 1152 p

 ドイツ語で書かれた両生類の博物書です。他ではあまり見ることのできない珍しい写真が満載。ドイツ語である点を差し引いてもパフォーマンスの高い一冊だと思います。
 有尾類飼育の先進国であるドイツの本が読めるとさらに世界が広がるのですが、残念ながら私は学校でロシア語をやっていたので、ドイツ語はさっぱりです。(もちろんロシア語のほうもさっぱりである。)

 ちなみに、同シリーズの「Terrarien Atlas 2」はカエル・オンリーの図鑑です。


CLANNAD ~クラナド~ KEY

Windows

 この手のゲームは生理的に受け付けずまったく興味なかったのですが、「感動して泣きたいならこのゲームをしろ!」と、一部で異様な盛り上がりを見せている状況を知り、興味半分、通販で購入(ちょっと酒入ってました)。
 どんな感動が待ち受けているのかと、ドキドキしながら始めたのですが、私にはぜんぜん面白さが理解できず(杏シナリオにはちょっと萌えた)、ゲームは中途半端のまま、今はハードディスクの肥やしになっております(風子シナリオでちょっと泣いた)
 あ、サンショウウオとはなんも関係なし。

←前のページへ
次のページへ→

トップページ > サンショウウオとは> サンショウウオに関する文献

サンショウウオ URL : http://xto.be/ ご質問等ありましたら掲示板にお願いします。
※完全リンクフリーです。ご自由にどうぞ。