ハクバサンショウウオ

 1975年に長野県白馬村で発見され、村の天然記念物に指定されています。
 元より分布域の狭い生物のうえ、スキー場開発などの影響でその限られた生息地がさらに狭められ、絶滅が心配されています(絶滅危惧IB類)。


繁殖期のメス個体(富山県内で撮影されたもの)

 卵のうの形は、トウホクサンショウウオに似ていますが、表面が滑らかなことで区別できます(トウホクの場合、表面に細かいシワがある)。


産卵は湿地やゆるい流れのあるところで行われる。
(富山県内で撮影されたもの)

ヤマサンショウウオ
 頭骨の形態がハクバサンショウウオと異なるとして、新種として記載されましたが、アロザイム分析(電気泳動法によるタンパク質分離の一種)による解析などから、両者は遺伝的にあまり違いがないこと分かりました。ただし、今のところ、ハクバサンショウウオとヤマサンショウウオは異なる種として取り扱われています。
 なお、それぞれの分布域は連続していないため、将来的には種の分化(新しい種ができること)が起こり、本当に”ヤマサンショウウオ”という独立種が現れないとも限りません。ちなみに、クロサンショウウオのシノニムとされたサドサンショウウオは、15万年前に佐渡島が本土から分離した際に離ればなれになったものですが、未だ種の分化には至っていません。

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