1999年3月

1999. 3. 8 水草水槽トリミング
1999. 3.11 ヤマトヌマエビ抱卵
1999. 3.12 稚エビ生まれる
1999. 3.14 稚エビ激減
1999. 3.24 稚エビが・・・

1999. 3. 8 水草水槽トリミング

 ここのところ水草水槽の調子が悪くなり(以前の底床掃除のやりすぎのせい)、酸素の泡が見られなくなっていました。パールグラスの新芽が白化し、次々と取れて落ちてしまうような状況。
 白化の原因は肥料不足と思われるので、底床施肥し(メネデールも添加)、短く刈り込み、新芽の展開を期待することにしました。
 光合成が進まなかったもうひとつの原因は、外部濾過器が空気を巻き込んでいたことで二酸化炭素濃度がさがっていたことでした。設置しなおして次の日からは盛んに酸素の泡が見られました。よかった〜。
 とりあえず水換えを頻繁に行い、勢力回復に努力します。アマニア・グラキリスは数本が水面に達してしまったので、今回のトリミングで2分の1程度に切り、上半分を差し戻しました。新芽の展開が遅い水草とのことなので、うまく育ってほしいものです。感じからすると、根の展開も遅い気がする。

 デジカメの色の表現はいまいちうまくいきません(FinePix500)。なるべく実際に近づくようにレタッチソフトで加工していますが(うまくいっていないが・・・)、中央右に見える黄色っぽい水草がアマニア・グラキリスで、実際はもっと赤い草です。撮影にも、色々とコツがあるのでしょうね。上手に撮影したいです。

 ちなみに右はポリプテルスの水槽。中央の流木にはミクロソリウムが茂ってきました。ビローンと伸びているのは、アナカリスです。ほうっておけばどこまでも伸びそうな勢い。繊細な姿形ではないので、レイアウト水槽向きではないと思いますが、成長速度が早い(=余分な栄養分をどんどん吸収してくれる)ので、水質維持には貢献する水草と思います。

 新しくなったクロサンショウウオ水槽のレポートはまた今度です。な〜んだか、再々セットアップが必要な感じ。むむむ・・・。

1999. 3.11 ヤマトヌマエビ抱卵

 ヤマトヌマエビの繁殖に再び挑戦することにしました。

 前回(栄えある出来事メモ第1回。しょっぱなから失敗談)は、温度管理の手抜きがきっかけで全滅(;;)。今回はぜひとも成功させたいです。

発眼確認

 この日、水草水槽でだいぶ前から抱卵していたヤマトヌマエビのお腹の卵の中に、小さい黒いつぶつぶを発見。発眼確認!

 急いで稚エビ用の水槽立ち上げです。水槽は40cm水槽(元サンショウウオ水槽)が空いていましたが、ヒーターなどが足りません。
 時計を見ると夜7時40分。近くのコメリは8時までの営業。いそいで車を飛ばし、8時ぎりぎりに滑り込みセーフ!繰り返される閉店のアナウンス、なんとなくつめたい店員さんの視線。でもガンバって、他に必要な水槽台・水温計・オートヒーター・スポンジフィルターを購入しました。エアポンプは家に余分があったはず。

立ち上げ手順

 立ち上げは簡単です。水槽を良く洗って器具をセット。ベアタンクです。水道水を3分の1程度入れ、残りは水草水槽から移しました。水温は25.5℃。後は明日にでも親エビを入れて、放卵したら親エビを元の水槽に避難。その後70%の汽水にするという手順です。

 水草水槽から水を移しただけなのでスポンジフィルターにはバクテリアは繁殖していないし、中和せずに水道水を入れたので、移した水の中のバクテリアも死んでしまったかな〜、と思いましたが、どうせ汽水にすれば今のバクテリアは死んでしまうし、まあいいや。
 ただ、親エビがショックを起こさないように、このまま2〜3日は水を回しておきたい。

 ところがガマンできず、11時頃、親エビをつかまえ稚エビ用水槽にぽちゃり・・・。ああっ!くるったように暴れまわっている〜〜〜!やっぱり水道水3分の1はまずかったか!?脱卵しなきゃいいけど・・・。

 少しでも落ち着けるように&水質維持を目的に、ポリプ水槽からミクロソリウムの子株を投入。

1999. 3.12 稚エビ生まれる

 朝見ると、生きていました(^^;。脱卵もしていない。よしよし、餌をあげますよーと、キャットを1つぶ落としてあげたところ、こともあろうかエビの背中に命中!エビは慌てふためいて右往左往しています。
 普通ならすぐに餌をかかえてゆくはずなのに、暴れつづけるばかりで、気配がない。・・・やっぱり弱っているみたいだ(;;)。

アフターファイブ

 仕事から帰って、さっそく水槽を見ると・・・ガーン!卵を抱えてない〜(;;)。ショックで脱卵してしまったのか〜?ということで、すわ連載終了!?と思いましたが、良く見ると、水槽中にピコピコと稚エビの姿が!

うふふふ・・・

 う〜んいい具合ですね。親エビは元の水槽にお戻りいただきました(無理させてすまんかった)。さっそく70%の汽水にし、ひとまず第1段階OKです。

 次の問題は餌です。コケを良く食べるそうですが、立ち上げて2日目の水槽はぴかぴか。
 「テトラフィンのコリドラス」の成分を見ると、大豆など植物質のものも含まれているので、とりあえずこれを与えることにします。まあ、孵化してから2〜3日は餌を与える必要はないかな、と思いましたが、ガマンできず(^^;、容器の底にたまっている餌の粉をピンセットで少しつまんで与えました。

 まったく食べようとする気配はありません・・・。

1999. 3.14 稚エビ激減

 都合で一晩実家のほうに帰っていました。戻ってすぐに水槽をチェック。
 ああっ!なんと、稚エビの数が3分の1くらいに減っています。原因はよくわかりませんが、自然界でもこんなものなのだろうと自分に言い聞かせ、まずは水換え。と言いたい所ですが、人工海水の元を切らしていました。今度忘れずに買ってこないと。

餌は何がよい?

 ランマックスのマリンデラックスという、無脊椎動物用液状フードというものを買ってきました。珊瑚やイソギンチャク、エビなどの海水の無脊椎動物用の餌と思われますが、なにしろ成分がまったく書いていないので、わけがわかりません。

 きちんと成分表示がなされていた同様の液状フードは、あまりにも量が多かったため、こちらを買った次第です。う〜ん。ま、取りあえず与えてみることにします。

 マリンデラックスは、台所の洗剤容器のように容器をぐっと押すと、チューと液状の餌が出る仕組みになっています。小指の先ほどをまずフタに出し、投入。
 ・・・食ってるのか食ってないのか、まったく分からん。ただ、薄く色のついた水にしか見えん・・・。

 ま、2日に1回くらいのペースで与えてみようかな。

1999. 3.24 稚エビが・・・

 最終回間近!!なんと、日に日に稚エビは減少し(ほぼ、1日半分の割合に減少する感じ)今朝はとうとう4〜5匹になってしまいました。塩分濃度もきちんと測ったし、明らかな失敗はなかったと思うのですが、なぜか前回の手抜き繁殖よりも悪い結果になりそうです。いったい何が原因なんでしょうか。

  1. 飼育水(水温・濃度・濾過)

  2. その他

 1については確かに不安要素です。今回は水温25度に設定していましたが、ヤマトヌマエビはヤマトと言うだけあり、日本にも自生しているわけで、特に汽水ですごす幼生時代は25度では高すぎた可能性があります(17〜18度くらいが良いか?)。塩分濃度については海水魚用の人工海水の元を使い70%で調整したので、特に問題はなかったと思います。

 2は自信がありませんが、そもそもあの商品を使い始める前から稚エビの減少は目立っていました。とはいえ、確かに植物質の餌は不足していたような気がします。

そして

 ・・・数日後、この記事をアップする前に、稚エビは全滅してしまいました(TT)。

 次回チャレンジするときは、汽水水槽をあらかじめ立ち上げておき、照明をつけっぱなしにするなどして藻類を繁茂させておき、餌(藻類)の確保と濾過の機能に十分配慮したいと思います。やはり、行き当たりばったりでは、うまくいきませんね。

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