2000年11月

2000.11. 9 なぞの稚魚発生
2000.11.15 犯人は○○○か!?
2000.11.18 オオダイガハラサンショウウオ
2000.11.19 ファジーを与えてみた
2000.11.27 ワニガメ、ファジーに餌付く

2000.11. 9 なぞの稚魚発生

 先日リセットした水草水槽に、なぞの稚魚が発生しました。購入したトニナに何かの卵がついていたことは以前書いたとおりですが、その卵が孵化したとは思えません。なぜなら、今回発見した稚魚はランプアイの稚魚(にそっくり)だからです。ランプアイはバラ撒き型の産卵をし、水草にくっつけるようなことはないと、どこかで読んだと思うのです・・・。

 それにしても不思議。水槽をリセットした時には砂を全部取り出し、いったん水槽は空っぽになったのに。その際、臨時水槽に非難させたランプアイをはじめとする魚たちは、今なおその臨時水槽にいるのに。いったいどこに卵があったのだろう。まさに沸いて出たという感じです。

 リセットの際、濾過器はいじらなかったので、そこにランプアイの卵が吸い込まれていたと考えるしかないけど、濾過器の吸い込み口にはスポンジフィルターがついているのですよ・・・謎だ。現在、3匹の稚魚が隔離ケースに泳いでいます。

 なお、トニナにくっついてきた卵はほんとどカビてしまい、一個だけが順調に(?)育成中。トニナそのものは、徐々にコケが付きはじめてきている感じ。予想通りヤバめだ・・・。一方、オマケでいれたリシアはぐんぐん成長しています。酸素の泡もいっぱいつけて。この際、リシア水槽にするかっ!?

2000.11.15 真犯人は○○○か!?

 謎の稚魚(っていうか、やっぱりランプアイだぞコリャ)はブラインシュリンプを食べて順調に成長しています。どこから沸いて出たのか不思議でなりませんでしたが、ふと思いつきました!もしもこのランプアイ達の親は家のランプアイではないとしたら?そうだ!買ってきたリシアにくっついていたと考えるのが自然では!?謎の稚魚発生の真犯人はリシアだ!!このリシアは袋状に編んだ園芸用ネットに大磯を入れてオモリとし、それにさらに薄く網を被せてリシアを固定して売っていたもので、そういえば同じ水槽にランプアイが泳いでいたような気がするのです・・・。

 一方、昨日臨時水槽からアカヒレ2匹とブロンズプレコ、それにフライングフォックスを水草水槽のほうに戻しました。水合わせを慎重に行わなかったためか、どの魚も体色が抜けたようになって落ち着かないふうでしたが、今日になって元気をとりもどしたようです。しかし残念なことに、孵化を楽しみにしていた謎の卵は食べられてしまいました(;;)。魚を戻すにあたって、そこまで考えがまわらなかった。ああ、残念だ・・・。犯人はアカヒレか、あるいはフライングフォックスか!?トホホ。

 リシア。購入した当初はかなり貧弱でしたが、今ではこんもりとしてきました(^^。この写真ではわかりにくいですが、酸素の泡は絶品です。買ってよかった。

2000.11.18 オオダイガハラサンショウウオ


念願のこいつが手に入った!

 昨日家の近くでオオダイガハラサンショウウオを捕まえました!というのはウソで、職場の先輩がチョコエッグで出した模型をもらいました。今の職場では私がサンショウウオを飼っていて、ましてやHPの題材にしているなんて知られていませんから、私が一目見るなり「あっ、オオダイガハラサンショウウオだ!」とフルネームで呼んだことには驚いたようです(^^;。

 実は、私はチョコエッグブームに乗り遅れて最近始めたばかりなのですが、目当てだったのはもちろんこのオオダイガハラサンショウウオ。いつも、これが出ますようにと祈りながら買っていたところに、同じくブームに乗り遅れて今ごろ始めた(失礼(^^;)職場の先輩が一発目でアユカケ、2回目にオオダイガハラサンショウウオと、立て続けにポイントの高いやつを出したのです。欲しいよ〜パワーを込めて念を送ったところくれました(ありがとうございました!)。

 別の先輩はカブトエビを出しましたが、隣の席の臨職のおばちゃんがそれを見て「あら!懐かしい」と言ったのには驚き。子供の頃田んぼでよく捕まえて遊んだそうです(いつの話なんだろう・・・(^^;;;)。

2000.11.19 ファジーを与えてみた

 先日チャットでアドバイスをいただき、初めてファジーを通販で購入しました。縁のない人はまったく知らないと思いますが、ファジーというのは3cm程に成長したネズミ(ハツカネズミ)の赤ちゃんで、ヘビなどの餌用に凍らせたものが売られています。今回はワニガメの餌として購入しました。今しがた温水で解凍してワニガメの水槽に入れたところです(ワニガメは初めて見たファジーに怯えつつも、餌として興味を示している様子)。

ファジーについて

 本日、冷凍便で送られてきた小箱を開けると、中にはビニールで丁寧に梱包されたコチコチに凍った15匹のファジーがいました。


あえて写真を

 生まれたての餌用ネズミはピンクマウスと呼ばれ、ファジーはそれが少し成長したものをいいますが、はじめて実物を見たそれは、産毛が生えている程度のピンク色をしていて、生まれたてと大差はありません。

 ミールワームなどの昆虫を餌にするのと違って、この凍らせられた赤ちゃんを見たときには、さすがに神妙な気持ちになりました(ショックで宗教に走りそうになった(^^;)。

 確かに、生物が生きていくためには他の生物の命を奪わなくてはいけません。私はスーパーに並ぶ鶏や牛肉、魚を見て「ああ、こいつらの仲間がこの光景を見たら気を失うだろうな」と思うことがあります。しかし、そういった生鮮食品は見慣れているので、生肉に嫌悪感を抱くことはありませんし平気で料理もします。

 それと同じ事なのに・・・ファジーに対しては、何だかかわいそうという気持ちを強く感じてしまいました。もっとも大きい理由はネズミの赤ちゃんは見た目がかわいいということです。もうひとつの理由として、私自身は生きるために肉や魚を食べていますが、ワニガメは自分の楽しみのために飼っています。自分の楽しみのために、小さくてかわいい赤ちゃんネズミを冷凍してしまう人間って・・・。キレイ事だとは思っても、やはりかわいそうという気持ちが先にきてしまったのです。
 生まれたときから餌としての宿命を背負わされている我が家で繁殖しているミールワーム達、生まれてすぐに凍らせられてしまうネズミ達、そして大きく育てられて殺されるブタや牛達。現実は、人間以外の生物の命は人間の自由です
 今後も私は焼肉を食べますし、ファジーも餌として与えます。それは否定しません(あー、焼肉食いたい(^^;;)。せめて、なるべく苦しまないで死ねるような殺し方を開発して欲しいです(いやな発明だな〜)。

 ちょっと話が飛躍しますが、その昔、日本の武士は戦(いくさ)になるとたくさんの人を殺しました。現代の戦争でもたくさんの人が大義名分のもと殺されます。しかし武士達は他人を殺す変わりに、いつでも自分を殺せる覚悟を持っていました―――それが切腹。
 切腹というのは、人間が自殺する方法のなかでも特に苦しい死に方のひとつです。しかし、武士は自分が他人を殺してよいかわりに、自分自身は最も苦しい死に方をするという覚悟があったわけです(わき腹から反対のわき腹まで刀を貫通させてから両手で前方に押し切り、腹を真っ二つにするという凄まじい切腹もあったそうな)。私は冷凍ネズミを餌に使いますが、自分が冷凍されて死ぬ、あるいは大きな生物に食べられて死ぬなんて、そんなのはイヤです。死ぬのは怖い。そのくせ、他の命は平気で(平気でなくても)なくすことができるのです。

 今ワニガメの水槽を見たら、ファジーがなくなっていました。食べたみたいです・・・

2000.11.27 ワニガメがファジーに餌付く


15.7cm,930.0g

 甲長の成長はホントすっかり鈍くなりました。もっと一気に大きくなると思っていたので、安心するやら拍子抜けするやら。一方体重は1.06倍に。体重増加率が大きいのは、栄養バランスが悪いせいかもしれない・・・。

 先日から餌のバリエーションにファジー(ハツカネズミの赤ちゃん)を加えたところですが、すっかり餌として認識し、魚を与える時と同様に、ピンセットで摘んだファジーにグングン迫ってきてガブリ。
 哺乳類の味を占めてしまった彼だが、私の指は美味しくないので変な気を起こさないように・・・。

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