2002年11月

2002.11.18 ハニョ太郎通信 vol.7「一年間」
2002.11.30 ワニガメ水槽のpH変化

2002.11.18 ハニョ太郎通信 vol.7「一年間」

 ハニョ太郎が我が家に来て、今日でちょうど1年。記念写真が撮りたくて待っているのだけど、なかなか巣穴から出てこない。
 寿命の短い(およそ2年)ハムスターのこと。たまに姿を見せない日があると、つい余計な心配をしてしまいます。でも、翌日餌箱からヒマワリのタネだけが消えていてホッとしたりして。

 特別な思い出のたくさんつまったハニョとの一年間。それもそろそろ折り返し地点なのかな・・・などと、ついついかなしいことを考えてしまいます。

<現在の飼育設備>


床材は10cm厚ほどに敷き詰めた広葉樹チップ。そこに巣穴を張り巡らせてハニョは生活しています。

 我が家にハニョをつれてきてくれたハニョの両親の飼い主さんへ。
 あんなに小さくて、さわることさえ恐る恐るだったハニョ太郎は、すっかり大人のハムスターに成長したよ。よく水槽から出して部屋を散歩させてます。テレビの後ろ、それと、ハニョが家にきた当時はまだ置いてなかった本棚の後ろが、ハニョのお気に入りの場所みたい。一度、ハニョを散歩させていたことを忘れて、うっかり窓を開け放してしまったことがあった。気が付いたときは気が遠くなったよ。後からいつもと変わりない顔をして姿を現したハニョを見つけて、心底胸をなでおろした・・・。ハニョに会いに来ませんか?

2002.11.30 ワニガメ水槽のpH変化


23.5cm,3.9kg

 安全のため皮手袋(全ての指先をわずかに切り取ってあり水中に入れても水が抜けるように加工してある)をして、久しぶりに水槽から出してみました。
 予想はしていましたが、ものすごい暴れっぷりで、噛み付ける範囲にあるものは何でも−例えそれが自らの前足であっても−噛み付きまくる!やめて!

 水槽に戻してもすぐには怒りが収まらず手がつけられない。大暴れの勢いで90cm水槽全体が揺れ動く!地震を起こすのはナマズだけじゃなかった。もう、出すのはやめよう・・・。

※ワニガメは水中の生物。無理やり水から出さなければとても大人しいカメです。

連続pH計

 去る6月末のポリプテルス水槽への導入を皮切りに、現在では我が家の全ての水槽に連続pH計が設置されています。
 pHは水質悪化の簡単な目安になります(一般に、汚れると下がる:酸性)。


連続pH計の表示部 →

水換えタイミングを見つけたり!

 私は過去に、ワニガメ水槽の水換えをサボったことが原因で餌用の金魚を死なせてしまうという失態をやらかしているのですが、連続pH計はこのような失敗を防ぐのにてきめんの効果がありました。いくら疲れていても、いくら眠くても、体に鞭打って水換えをしなければならない最終タイミングを知ることができたのです(下図)。

<我が家のワニガメ水槽におけるpHの変化(イメージ図)>
@給餌

水換え後初めての給餌です。カルキ抜きをせずに大量の水換えを行っているため、濾過バクテリアにはある程度ダメージがあると思われますが、水換え直後からpHは徐々に低下していきます。

A排泄

この時点で糞を取り出し、水換えするのが一般的な飼育上のルールです。排泄の直後の糞は固形物なので掃除もしやすい。

B一時的に上がる

糞があっても見なかったことにすると(^^;、数日以内にくずれて水がにごり出します。このとき、pHが一時的に上昇する点に注目。おそらくワニガメの糞自体のpHの影響でしょう(糞は普通アルカリ性)。

C再び下がり始める

pHがある程度上がったところで(pH6台)、再度下がり始めます(pH5台)。水換えでダメージを受けたバクテリアも回復し、分解が進んできた証拠でしょう。

D急転直下!

Cの状態が観察できた翌日か少なくとも数日以内に、一気にpH4前後にまで低下します。この変化は本当に急激で、前の日布団に入る前までは元気に泳いでいた金魚が、翌朝目を覚ますと水底に体を横たえている、ということになります・・・。

 以上のことから、Cの段階になるまで水換えをサボれます・・・いえいえ、もっとも遅くてもCの段階で水換えをしなくてはいけません!

 また、連続pH計を設置してもう一点気が付いたことは、pHが5を切るあたりから妙に水が透き通って見えてくるということです。これは、水質が悪くなりすぎて水中のインフゾリアまでもが減少してしまった状態なのではないでしょうか。見た目がキレイだとつい水換えをサボりがちになりますが、注意が必要です。

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