2003年2月

2003. 2.12 ポリの頭に砂利がめり込む!
2003. 2.16 デュビアの卵鞘
2003. 2.26 デュビアの脱皮

2003. 2.12 ポリの頭に砂利がめり込む!

 ポリプテルス・デルヘッジー1号が頭に怪我をして、そこに小さな砂利がめり込んでいるのを昨日の朝発見しました。きっと流木の隙間に無理やり突進して裂傷を負い、その後砂に潜った時に砂利が入ったのでしょう(デルヘッジーはよく砂に潜る習性がある)。
 まずは、怪我の原因になったと考えられる水槽内の流木を撤去しました。

デルは神経質!

 めり込んだ砂利の大きさは2mm程度と小さいものの、このまま放っておいたら傷の治りも遅いし、傷痕も残ってしまう。早めに取り押さえて除去したい。

 しかし問題があります。
 「デルヘッジーはとても神経質ですぐに暴れだす」のです。我が家のデルたちも、以前と比べればずいぶん丸くなってきたのですが、網で捕まえようとしようものならば死に物狂いで大暴れすることは明らか。
 暴れると、水槽内の器具にぶつかって怪我を悪化させたり、水槽のガラス面に突進して吻端を潰してしまうかもしれない(デルヘッジーの吻端は特にデリケート)。
 それは避けたい・・・。

まずは祈る

 何はともあれ祈ることにしました。いや、泳いでいるうちにポロっと取れることを期待して、しばらく放っておいたのです。

 ・・・しかし、その日の夕方になっても砂利はめり込んだまま(;;)。

やるしか!

 やむを得ません。意を決して網で水槽中追い回しました。
 そりゃもう期待を裏切らない大暴れ(T_T)。うっわ・・・・。

 かれこれ1分近く追い回したでしょうか。結局捕まえることはできなかったのですが、そのドタバタの拍子に砂利は取れました。っしゃあ!
 むしろ私のねらい通りです(ヲイ)。

2003. 2.16 デュビアの卵鞘

 クロサンショウウオの餌のレパートリーを増やすため、清水の舞台から2〜3回飛び降りる覚悟でデュビア(外国産のゴキブリの一種)を飼い始めたのが昨年の暮れ。親種として大小あわせておよそ40匹を導入し、自然に繁殖するのを待ちながらストックしてきました。
 そしてついに・・・。

祝!デュビア幼虫を発見

 5日ほど前のことになりますが、成虫に混じってワラジムシ位の大きさの幼虫がたくさんいることに気がつきました。我が家に来てから生まれたものに間違いありません。
 やったー!増えた(^^)!!!(←生まれて初めてゴキブリが増えて喜んだ)

なんじゃこりゃあ!

 そして昨晩は、デュビアが卵鞘らんしょうを産む貴重なシーンを目撃してしまいました。
 卵鞘とは中に卵の入ったさやのことで、デュビアの場合、ひとつの卵鞘に30〜40個くらいの卵が詰まっているそうです。


デュビアの卵鞘。デカイ!そして形がなんかやらしい(爆)。

 お尻からニョッキリと飛び出しているグロテスクな物体が、デュビアの卵鞘。
 デュビアは卵胎生で、メスは一度産んだ卵鞘をまた体内に取り込み、体内で孵化させて直接幼虫を産むという面白い性質をもっています。実際のところ、写真は産んでいるところか、それとも産んでからまた戻しているところかは不明。しばらく観察していたのですが、この姿勢のままほとんど動きませんでした。
 今度は、幼虫を出産する瞬間が見たい!

デュビアの怖いところ

 さて、デュビアは流行の爬虫両生類用の餌昆虫であり、良いところばかりがクローズアップされています。しかし、何事も良いところだけのワケはない。
 ・・・私はこんな恐怖体験をしています。

その1 ちょっとなら壁面を上れる

 デュビアはつるつるした壁を上れず、また飛ぶことができないので、脱走の心配がないというのが売り文句になっています。

 ところがある日、私は目撃したのです。ケースの角の部分に足を突っぱる方法で、オス成虫が必死に這い上がろうとする姿を・・・。
 せいぜい1cm上ったところで力尽きて落ちるのですが、あきらめずにそれを何度も繰り返す・・・。我が家ではケースにフタをしていないので、絶対に上まで上れないことを確かめないことには生きた心地がしません。


上るなあああ!!!

 顔を近づけて固唾を飲んで監視していたところ、何度目のことでしたでしょうか、やはり1cmほど上って落ちそうになった瞬間・・・・ヤツが突然、大きく羽を広げて羽ばたきまして
 「わあああああああああ!!!」私は首がもげそうな勢いで顔を背けて飛びのきました。
 結局、オスはそのまま落ちたのですが、相変わらず今もフタはしてないので(爆)不安でなりません。


オス成虫には羽がある

その2 怪力の持ち主である

 怖いもの見たさから、私はよくデュビアを割り箸でつついてイタズラするんですが(笑)、たまにその割り箸によじ登ってくることがあります。そういう時は、割り箸を振って落とすのですが、簡単には落ちないことも。デュビアはしがみつく力がカブトムシ並みに強いのです。

 ある時意表をついて、ヤツが割り箸を持つ手に向かってダッシュで駆け上ってきました。
 「わあああああああああああああ!!!」私はものすごい悲鳴を上げながら、割り箸を猛烈に振りまくりました。そしたらケースのふちギリギリに落ちまして。(口から魂が少しはみ出た)
 幸い、落ちたのがケースの内側だったので事なきを得ましたが、しばらく体の震えが止まりませんでした。

その3 夢に出る

 上記の1、2のような出来事があった日には、決まってデュビアの悪夢にうなされます。内容はたいていケースの壁を登ってデュビアが次々と部屋に逃げ出してしまうというパニック系のもの。ちなみに今年の初夢もコレでした(実話)。
 今晩は貴方がうなされる番かも知れない。

 とにかく、私はゴキブリはもちろん、虫系は全般的に苦手なのです(TT)。
注)本当です。

脱皮殻

 オマケとしてデュビアの脱皮殻をご紹介します。
 初めてこれを見たときは、干からびて死んでしまった亡骸かと思いましたが、よくよく観察すると、頭部から背中にかけて脱皮の際に生じた縦の裂け目が。

2003. 2.26 デュビアの脱皮

 最終脱皮直後のデュビアを目撃してしまったので、正直に報告いたします・・・。


羽化直後で羽が広がりきっていない。

 終齢幼虫が羽化して成虫になりました。リッパな羽ができたのでオスです(メスの羽はすごく小さい)。
 幼虫のうちは、どことなく三葉虫を連想させるエキゾチックな昆虫なのですが、羽が生えるともはや言い訳できない・・・。


クリックすると詳細をご覧いただけます。

 興味本位で正面から覗き込んでみたら、目だけが黒々と光ってました(ちびった)。

 今日もまた夢に見そうです。

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