大きめサイズの人工飼料


亀用「レプトミン」
(大きなスティックタイプ)

大型肉食魚用
「カーニバル」

底棲肉食魚用
「キャット」

 これらの人工飼料は、サンショウウオがひと口で食べるのに適した大きさをしています。特にレプトミンの大きなスティックタイプ(いわゆるLサイズ)は、サンショウウオ好みの適度に細長い形状でオススメできます。
 保存が効くことと、嵩の割りにカロリーが低く、頻繁に与えても太りすぎになる心配が少ないことが大きな利点です。

 これらは、あらかじめ適度にふやかした後、ピンセットで摘んで与える給餌方法をとります。

ふやかし方

 水には一瞬だけ浸けるのがポイント。その後すぐに水を切り、しばらく放置して内部に表面水が染み込むのを待ちます。この待ち時間を調節することで、様々なタイプに仕上げることができます。

固めタイプ

 内部に芯が残った状態。非常に摘みやすく与えやすいが、芯が太すぎると、その硬さに驚いてサンショウウオが吐き出してしまうことがある。また、稀に噛みついた勢いで芯に歯が食い込んで引っ掛かってしまい、飲み込むのに苦労させることがある。

標準タイプ

 十分にやわらかい状態。そこそこ与えやすく、飲み込みやすいが、給餌作業中にもどんどんふやけていき、次の柔らかタイプへ移り変わってしまう。

柔らかタイプ

 内部まで水が浸透しきって非常に柔らかい状態。サンショウウオにとっては飲み込みやすいが、ピンセットで強く摘むと簡単に崩れ、また、サンショウウオが噛み付いた箇所で細切れにちぎれてしまうため、与えにくい。

 気温や湿度等の条件によって異なると思いますが、各飼料について上記タイプごとのふやかし時間を調べました。参考までに下表に示します。

餌の種類 固めタイプ 標準タイプ 柔らかタイプ 備考
レプトミン
(スティック状)
〜10分 10分 10分〜 浸透はゆっくり。時間が経つと極めてもろくなるものの、総合的には最も扱いやすい。
カーニバル
(スティック状)
〜30秒 30秒 30秒〜 あっという間に柔らかくなる。スポンジ状で時間が経っても案外摘みやすいが、簡単に食いちぎられて細かくなるため、与えにくい。急ぎのときは便利。
キャット
(円盤状)
〜1分 1分 1分〜 軟化して細かくなりやすいが、フルサイズの成体であれば丸呑みしてくれるので問題ない。円盤状で摘みづらいため、ピンセットの先に刺して与える。

裏技

半生タイプ

 1時間程度放置した場合(・・・してしまった場合)、外側は半乾きで内部はしっとり柔らかな「半生状態」に仕上がります。とても与えやすく、サンショウウオも抜群に食いがよい。オススメ。
 ただし、長時間放置するほど雑菌が繁殖し、また、酸化による品質の低下の恐れもあります。特に暑い時期には、冷蔵庫内でふやかす配慮が必要か!?

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