2001年8月

2001. 8. 7 水草物語 第1話「さようなら水草水槽」
2001. 8.13 親知らずを抜くっ!
2001. 8.18 サイクリング
2001. 8.31 ワニガメに青魚

2001. 8. 7 水草物語 第1話「さようなら水草水槽」

これまでのあらすじ

 トニナが生き生きと繁茂する水草水槽。そこに突然襲いかかった藍藻の猛威!取っても取っても増えつづける藍藻にほとほと疲れ果てたxtoは、やがて日々の水換えさえも怠るようになった・・・。
 そんなある日、水草を覆いつくしていた藍藻の1部に変化が。その茶色く変色し、弱体化した藍藻を見てxtoはある手段を思いついた。このまま水換えをしないで放っておけば、やがて全ての藍藻が寿命を迎え、枯れ果てるのではないだろうか・・・と。果たして、水草水槽の運命やいかにっ!

 そして10日が過ぎた

 いや〜、はっはっは。藍藻様の増殖はとどまるところを知らず、水草を覆いつくした後は、ガラス、底砂と、勢力拡大に余念がありません。これもワタクシの放任主義の賜物といえます(;;)。

 思わず「さようなら水草水槽。」という言葉が漏れました。が、どうせ放任主義。今しばらくコトの成り行きを見守ることとしましょう。

次回予告

水草物語 第2話「ここが正念場!」
または、
水草物語 第2話「最終回・そして思い出に」
のいずれかをお送りすることになろうかと・・・。

2001 . 8.13 親知らずを抜くっ!

 ちょっと話題を変えて、先日歯医者に行ったときの話です。近所の「荒井歯科」(治療も”荒い”のか!?なかなか不安を感じさせる名前ではある・・・)、待合室にはアカヒレの泳ぐ水槽。つい底砂の種類から濾過器までチェックしているうち、名前が呼ばれました。

 この日はいよいよ生えかけだった”親知らず”を抜く日でした。下の親知らずはなかなかやっかいで、人によっては40分もかかると脅されました。でも、私の場合、レントゲンで見る限りそう苦労はしないだろうとのことでした。

治療開始!

 麻酔が効いて、いよいよ治療スタート。・・・が、いっこうに抜けません(;;)。以下「  」は先生の言葉。(  )は治療台でせいぜいうなずく事しかできなかった私の心のセリフです。

「う〜ん、ちょっと削りましょうか。」 (削ったほうが抜きやすいの?お任せしますよ。)

「よっ、ふっ!何で抜けないかな!?」 (ガンバレ!ほら、力を込めて!)

「痛み大丈夫ですか?また削りますよ〜。」 (ガンガン削って!はやく抜いて!)

やっと抜けた

 ・・・始まってから、もうかなりの時間がたちました。ウソでもいいから治療中は「よし、いいゾ!」とか「まったくもって順調ですよ。」とか言うべきである。とにかくこちらはまな板の上。必死で祈りつづけるしかありません。

「もう少し削りますね。」 (いいけど、そんなに削って引っ張りにくくならないの?ああ、麻酔が切れそうだ・・・。)

「大変だわコリャ。」 (お〜い、いったい何が起こっているんだよー!)

 ところがそのすぐ後、

「・・・抜けましたよ。」 (は〜、やったぁ!ありがとうございました〜!)

「かなり削りました。」 (そうみたいですね。)

骨を。」 (・・・はい?)

痛恨の一撃!

「歯の根元があごの骨に引っかかってなかなか抜けなくてね〜。」 (・・・骨?あごの骨?削った?ウソでしょ・・・)

 ・・・肉体的ダメージ30、精神的ダメージ70といったところでしょうか。この後、傷口を縫って治療は終わりました。何とトータル1時間。

「抜きやすくするため骨をかなり削ったし傷口も大きいし、相当痛みと腫れが出ますよ。」 (でしょうね・・・トホホ。)

 そこに、すかさず追い討ち攻撃!

「実はこの医者、じき盆休みに入るんだよね。抜き始めちゃってから、やっぱり盆明けにすれば良かったな〜って思ったけど、後戻りできないしね。はっはっは。救急病院の連絡先教えておきます。痛みがひどかったらそこ行って。」 (・・・ナイス!(号泣))

(注)先生は説明も丁寧で良い先生でした。

2001. 8.18 サイクリング

 1ヶ月ほど前に自転車を購入した私。もう何年も乗っていなかったものだから、まるで乗り方を覚えたばかりの子供のように自転車に乗ること自体が楽しくて仕方がない

 昨晩11時30分、私は自転車で新潟市のアパートを出ました。目的地は小千谷市(おぢやし)。そう、我が家のクロサンショウウオ達の故郷です。ちなみに小千谷市まで80キロあります。車でも高速で1時間、下道で2時間かかるのに。でも私はホンキです。
 ええ、確かにちょっと酔っぱらってました

 とにかく、自転車で行って小千谷市に住む知り合いを驚かせたかったのと、暗いうちに着けばついでにクロサンショウウオの成体が観察できるかもしれない。デジカメの用意もばっちりです。


http://mappg.map.biglobe.ne.jp/standard/33028010/esmctl.htm?TODID=15を加工

後には引けない

 1時間もこいだ頃には早くもヘロヘロでした(有酸素運動は大の苦手なんです)。ちなみに自転車は9,800円で買った普通のママチャリ。おしりも痛い。ですが、今さら後戻りなんてできません。長距離トラックが往来する真夜中の国道を自転車でひた走る。
 それにしても小千谷がこんなにも遠かったなんて。1度道端に自転車を止めて休憩を取りました。不思議と眠気はありません。見上げると満天の星空。何てキレイなんだろう。そして・・・何でオレはこんなこと始めてしまったのだろう・・・。

究極の疲労を知る

 再び出発です。ペダルに乗せる足の位置を、つま先、かかと、土踏まずというふうにずらしてみたり、ガニ股でこいだり内股気味にしてみたり。こぎ方を少し変えるだけで筋肉への刺激が微妙に変わり、疲労もごまかせるものです。しかしそれも最初だけ。足が本格的に悲鳴をあげてきました。痛い、疲れた、苦しい・・・。

 息も絶え絶えで40キロ地点、つまり小千谷市まで半分の距離まできた頃には、42.195キロを走りぬくマラソン選手の偉大さに感動しました。ランナーがどんな精神力でそれをやり遂げるのかわかりませんが、今私を動かしているのは、知り合いが驚いて呆れる顔を見たいという気持ちだけです。その顔を想像するだけで・・・ぷっ、くくく。
 ガンバレ自分!目的地まであと半分(まだ40キロもあるのか・・・チビりそうだ・・・)。

小千谷市ははるか彼方

 夜中の3時を過ぎました。足はもう限界です。自転車から降りて100メートルほど押しながら歩く。また自転車に乗る。しばらくしてまた歩く。こんなふうに、だましだまし進み続けました。足の筋肉は疲労性の怪我をする一歩手前という感じで、変に力をいれると筋肉断裂など起こしそう・・・。
 途中、24時間営業のファミリーレストランや牛丼屋がありましたが、ここで休んだら到着が遅れ、朝になってしまいます。クロサンショウウオの成体を観察するためにも、できれば暗いうちに小千谷市に着きたい。それに、知り合いに呆れてもらうためには、このバカバカしい試みで私ができる限り疲労困ぱいすることが必要不可欠なのです。そのほうがネタ的にオイシイのです。

 それから数時間の道のりで味わった苦痛は、まさに筆舌につくしがたいものでした。こげどもこげども小千谷市ははるか彼方。ただ私はとどまることなく進み続けたのである・・・知り合いの驚愕の表情を見たい一心で。

そして朝の5時、

朝日がきれいでした。


つ、ついに到着(涙)

 暗いうちに着くことはできませんでしたが、進み続ければ必ずゴールはやってくるのですね。やがて国道に「小千谷市↑9km」の表示板。もう少しだ!10キロを切った!
 しかしこの最後の9キロの遠いことといったらなかったです・・・。目的地は目と鼻の先。気持ちばかりがあせります。なのに、足が・・・足がもう動かない。はやる気持ちを抑えて、自動販売機横のベンチで2度目の休憩を取りました。

 アパートを出てから、いったい何時間たったでしょう。最後の力を振り絞って、ひとこぎ・・・またひとこぎ・・・。そして、とうとう知り合いの家の近くの交差点にたどり着きました。時計を見ると6時30分。
 「たった今着いた」と電話をいれました。・・・そうです、その瞬間ついに、ついに、ついに私はやり遂げたのです!夜11時30分に出発して朝6時30分に到着。距離80キロ、走行時間7時間におよぶ荒行を。

 この夏一番の思い出ができました。知り合いも予想通りに驚いてくれたので大満足。でも、

もう2度とやらない。


帰宅

 精も根も尽き果てました。それからクロサンショウウオのいる山に向かうなんて絶対に無理なのでやめました。もちろん、ここからまた自転車をこいで帰るなんて夢にも思いません。それで、

自転車を置いて電車で帰ってきました。

2001. 8.31 ワニガメに青魚


17.5cm,1320.0g

 あいかわらず成長は横ばい。まさか、これ以上大きくならない!?まさかね・・・。

 最近メインで与えている餌はSサイズのアジ(1〜2日おきに1匹)。鮮魚店で購入したものをパックに数匹ずつ小分けにして冷凍庫で保存し、与える直前に水道水に浸けて解凍したり、そのまま水槽に放り込んだり(^^;しています(水温が高く解凍がはやいので)。

 アジなどの海産の青魚は脂肪分が多く、餌として適していないといわれていますが本当でしょうか?
 確かに脂肪は1gあたり9kcalとダントツの高カロリー(炭水化物やタンパク質は4kcal/g)。しかし青魚の脂肪分はオメガ3と呼ばれる脂肪酸(話題のDHAEPAがコレ)で、中性脂肪やコレステロールを減らすなどさまざまな健康効果のある積極的に摂るべき脂肪です。体重変化をみるかぎりカロリーオーバーにはなっていませんし(逆に足りていないくらい)、与え過ぎないかぎり優れた餌だと思います。ちなみにカメ自身もオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。スッポンが健康食といわれるのはこのためです。
 なお、DHAが頭を良くするといいますが、これは人間の脳の成分の6割が脂肪で、オメガ3の脂肪酸が脳の発達には欠かせないものだからです。しかし、我が家のワニガメを見る限り、カメの頭を良くする効果はないと思われます。ハイ。

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