2005年11月

2005.11.23 ひさびさに近況報告
2005.11.26 紅葉狩りにて

2005.11.23 ひさびさに近況報告

 これまで報告してきたとおり、我が家の水槽内では尻尾をかじられる共食い事故が何度か起きています。一番の原因は、きっと水槽が狭すぎるせいでした。
 その反省をふまえいくつかの改善案を検討した結果、再び90cm水槽で飼育することにしました(下写真)。


90cmらんちゅう水槽の新居。クリックすると詳細をご覧いただけます。

 私は転勤が多いので、引越し荷物を軽減するために「らんちゅう水槽」(標準水槽より高さが低くて軽い)を採用しました。
 共食いなどせず元気に育ってくれよ!

8匹飼育中

 現在この水槽で、”8匹”のサンショウウオたちを飼っています。
 前まで10匹飼育していたのですが、すでにお知らせしたとおり、6月頭にはサンボがいなくなりました。そして、これまで黙っていましたが、その1週間後にはキョロチビが事故で他界しました。
 昔の観察レポートを読み返してみたら、サンボの記録も、キョロの記録も、ぎっしり詰まっていました・・・。たくさんの思い出が形として残っていてうれしかったです。

2005.11.26 紅葉狩りにて

 しばらく前の休日に、糸魚川市の山奥へ紅葉狩りに行ってきました。山に行って紅葉を見るだけで済ませるはずもなく、私はサンショウウオの幼生がいそうな水の流れに常に目を光らせていました。

 道路脇に小さな野渓を発見。水量はさほど多くなく、幼生好みの大小の岩がゴロゴロしていて、「ここにいなくてどこにいる!?」という雰囲気。必ずいると確信しました!

 いませんでした( ̄∇ ̄;)。渓床に砂が堆積しており、幼生の住処となる岩の隙間がどれも埋まってしまっていたのでした。
 もっと勾配のきつい場所でなければダメなんだな〜。勉強になった。

 次に探してみたのは、右写真の川でした。幅3〜4m程度あり、水量はかなり豊富。腰くらいの深さの淀みもあって、川遊びや渓流釣りが楽しめそうな規模。幼生が棲むにはちょっと大きすぎる。「さすがにここでは見つからないだろう」と思いつつ探したら、ここで見つけました( ̄∇ ̄;)。

ハコネサンショウウオ

 水際の石をはぐったら、下からドジョウっぽい生き物が泳ぎ出た!てっきりシマドジョウだと思いました。よく見たら足あった。

 模様がハコネサンショウウオっぽくないので、「ヒダサンショウウオ発見か!?」と大興奮!!!

 すくい上げてよく見たら、典型的なハコネ顔・・・。ふっ。


ペットボトルのフタで記念写真

 この辺には、まだまだおもしろい観察ポイントがありそうなので、いずれまた探検したいです。ヒダサンショウウオにも出会えるかな?

おまけ

 立ち寄ったフォッサマグナミュージアムに、オタマジャクシの化石が展示されていました。1千万年前のものだそうです。
 こんな見事な化石になるとはあっぱれなヤツ。

←前のページへ
次のページへ→
サンショウウオ URL : http://xto.be/ ご質問等ありましたら掲示板にお願いします。
※完全リンクフリーです。ご自由にどうぞ。