2006年3月

2006. 3. 9 第8回トウキョウサンショウウオ・シンポジウム
2006. 3.22 春めいてきました
2006. 3.31 雌雄見比べ

2006. 3. 9 第8回トウキョウサンショウウオ・シンポジウム

 実は、今年もこっそり参加してきました。(^o^)


2月18日開催、東京立川。

 昨年同様、全国津々浦々から100名近くが参集。見た目は普通の人ばかりなのに、休憩時間にはそこかしこで専門的なサンショウウオの話題が飛び交っていて、ちょっと引きました 圧倒されました。

 この日、偶然にも、給餌方法の検討の際に参考文献としてあげた「房総半島におけるトウキョウサンショウウオ成体の餌資源および産卵環境の現況」に関連した講演が!!!ラッキー(でも、論文から読み取れる以上の情報は得られなかった)。質疑応答では、質問者から「カスミサンショウウオは夏期にダニの仲間を多く捕食している」という興味深い話題も。

 主催のトウキョウサンショウウオ研究会の皆さんは、このシンポジウムのほか、現地における観察会も執り行っています。今年は無理っぽいのですが、こっちもいつかは参加してみたいですね。

水槽内の近況


芽生え

双葉が出た!

 春ですなあ・・・。底床に残っていた活きミズゴケの残骸から、正体不明の植物が発芽(3本)。何かの種が絡まっていたらしい。水槽内でどこまで育つことができるか分かりませんが、観察の楽しみが増えました。

 あと、チビクロの生殖結節がすごい迫力です・・・。ただし、昨年のような顕著な水生化はみられず。これは、適切な越冬環境を与えることができなかったせいなのか、この1年間の不適切な飼育の積み重ねのせいなのか!?なんとなく後者のような気がするけど、よ〜分かんね〜。


クリックすると詳細をご覧いただけます。

2006. 3.22 春めいてきました

 底床に生えたかわいらしい芽がすくすくと成長し、予想に反してエグい若葉がでてきました(爆)。何か、ヤバい植物を芽生えさせてしまったのではなかろうか。

 ま、これは当面成り行きにまかせるとして(笑)、三寒四温で春間近・・・とぼんやりしていたら、東京ではすでに開花宣言ですか。はやっ!水槽内も10℃を超える日が続くようになり、我が家のサンショウウオは6匹が陸上生活に戻りました[デ(♂)、ち(♂)以外]。


とげとげしてる

 この冬は今までで一番の低温で飼育し、給餌も控えめにしてきました。ずっと食べていない個体もあります。ここであせって無理に食べさせようとすると、ストレスで本当の拒食を招いてしまう危険も。皆の食欲が元通りになるまでは、特に丁寧な給餌に心がけよっと。

2006. 3.31 雌雄見比べ

 先週の土曜日(25日)、好物のぶどう虫(ハニーワーム)を与えたら、すんなり全員が完食したので拍子抜けした( ̄▽ ̄;。ま、ともかく、ひと安心。この冬も無事に越すことができました。昨日の給餌でも5匹が食べてくれ、まずまず好調です。

オス体型、メス体型


上ちびくろ(♂)、下chinchin(♀)

 そんで、すっかり春になったと思いきや〜、ここ数日は再び雪化粧!今日のように冷え込む日は、水中で過ごす個体の数が増えます。水中で、ちょうどオスとメスが寄り添っていたので撮影してみました(左写真)。

 こうして両者を見比べると、頭部から腹部にかけたアウトラインの明らかな違い − オスはゴツくてガッシリした体型、メスはやわらかな丸みをおびた体型 − が見て取れます。そう、写真上がオスで、下がメスです。(雌雄判別スキルUP!)

 この小さな生き物がヒトと同様に、オスはやはり男っぽく、メスは一丁前に女っぽい雰囲気を持っていることがなんだか不思議。でも、考えてみれば、大昔に同じ”幹”から枝分かれして進化してきた生き物同士。似通ったところがあって当然か。

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