2006年4月

2006. 4.21 冬明けの栄養補給
2006. 4.29 水槽近況

2006. 4.21 冬明けの栄養補給

 過酷な冬を乗り切った後の栄養補給の意味で、ここのところ、爬虫類用として売られている液体状サプリメント「レプチゾル」を多用してきました。成分は次のとおり。

ビタミンA,D3,C,B1,B2,B6,B12

 ビタミンBのグループは、エネルギーの利用や回復に重要なはたらきがある(多分、両生類においても同じ)ので、この時期にもってこいです。適当な用量が分からないため、短期間集中的に用いてその後は使用頻度を下げ、過剰摂取のキケンを避ける予定。(特に問題となる脂溶性ビタミン(ここではAとD3)は、脂質と一緒に摂取しないとよく吸収されない。サンショウウオのエサは低脂肪なので過度の心配は不要と思われる。)


液体状ビタミン剤「レプチゾル」
黄色は、ビタミンBの色。
爬虫類用だが両生類にも使える。
甘〜い匂い。

 レプチゾルは、”オレンジ味のシロップ薬”のような独特の薬臭をしています。しかし、意外にも、サンショウウオはこれをあまり嫌がりません(咥えてから、「ん?」という感じで一瞬固まる程度)。匂いから想像するに、かなり甘ったるい味だと思われます。今度、誰かになめさせて確認してみます。

メモ

4月2日

ちびくろ♂体型はやや水生体型?

 デカくろ♂とちびくろ♂は、未だガンコに、水中に入ったままである。クロサンショウウオのオスは、繁殖期が去ったあともしばらくは未練がましく(?)水中に留まる性質があることが知られている。オスがなかなか陸上生活に戻らないことは、案外、良い傾向(正常行動)といえるのかもしれない。

4月8日

カナダモ

 水場にカナダモとメダカ4匹を放した。

 13,128時間ぶりにUV殺菌灯を新品に交換。メーカーは8,000時間毎の交換を推奨していたりする(^^;。
 次回の交換時期は、来年の3月初旬

 あと、例のナゾの植物茎が折れていた(;;)。サンショウウオが陸地をのしのし歩いて、踏み潰してしまったようだ。残念・・・。

4月9日

 2匹とも上陸していた!うろちょろするメダカと折り合いがつかなかったことが原因と思える。
 これで8匹すべて陸上生活に戻った。

4月19日

左が、1週間前に茎が折れたもの。

枯れない!

 茎が折れたからには、アッという間に枯れてしまうと思いきや、まったくその気配がない。しっかり折れてるのに・・・折れ折れ詐欺か!?などと思い浮かんだが、全然おもしろくないので書かないことにした。ともかく、何とか育ってほしい!

 冬場衰えた食欲を引き出す目的で、最近はぶどう虫を与える機会が多かったが、今日は久しぶりに人工飼料(レプトミン)を与えてみた。問題なく全員が食べた!よ〜しよし。

4月20日

 仕事の合間に、里山でため池を観察。お〜、産んどる産んどる。



山間地での米作りにとってきわめて大切な用水源であるため池は、サンショウウオにとっても、大切な繁殖場所になっている。ため池は、人間が管理することをやめてしまうと、荒廃してなくなってしまう。

2006. 4.29 水槽近況

 先日の給餌の際にトラブル発生。サンショウウオがエサに食い付いたとき、勢いあまって、近くに生えていた例の植物まで一緒にくわえてしまったのです。

 もしも毒草だったら、と心配になり無理やり口から引き抜いたはよいが、ちぎれてバラバラに(;;)。愛着がわいてきていたので、残念です・・・。
 先日まで無傷だったもう1本のほうも、すでにサンショウウオたちの踏圧にやられてしまいました(でも、今のところ枯れる気配はなし)。


さらば(;;)

残る1本も折れまくり。

新しいタンクメイト

 代わりに、流木から生えてきたカビを発見!
 木材につくカビは、なぜかあまり不潔に見えません。むしろ興味を引く観察ポイントとして、ナゾの植物1号を失った私の心の隙間にカポっとはまりました。(*´д`*)

 これからは、残されたナゾの植物2号と、このカビの様子を見守っていきたいと思います!


中央にある白い綿のようなカビ。
(流木の下からサンショウウオの尻尾がのぞいている。)


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 成長が楽しみです。・・・って、キャーーー!!!<(T◇T;)>


マクロ撮影してチビった。フクザツに絡み合う菌糸がヤバすぎる・・・。
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