2006年9月

2006. 9.24 ねいの里

2006. 9.24 ねいの里

 というわけで、前回の翌日のお話です。前の晩にかなり深酒したわりには案外さわやかに目覚め(日ごろから深酒をして体を慣らしておいた甲斐があった)、楽しみにしていた富山県自然博物園「ねいの里」をバッチリ堪能してきました。

アクセス方法

 「ねいの里」は、家族連れが休日に自家用車で訪れるような、郊外にある自然公園です。公共交通機関によるアクセス条件はあまり良くありません。私は行きも帰りもタクシーを利用しました。

バス:富山駅から「頼成山(らんじょうやま)」行きバス乗車、吉谷口下車。ただし1日に2〜3本しかない。
タクシー:最寄駅「千里駅」から約15分。料金は3000円くらい?だったか。

2つの繁殖池


「ねいの里」は広々とした自然公園。展望台「コウモリのねぐら」に上って撮影。

サンショウウオ関連施設は「サンショウウオ第1,2託児所」「ヒダサンショウウオのせせらぎ」がある。

 ねいの里には、ホクリクサンショウウオが産卵できるよう野渓をせき止めて作った人工の池「ホクリクサンショウウオの託児所」が2箇所あります。
 このうち、上流側の第1託児所をホクリクサンショウウオが気に入り、毎年、産卵にやってくるそうです。一方、数十メートル下流にある第2託児所では、なぜか、まだ一度も卵が見つかっていません。水深や流速など、わずかとも思える環境の違いが、産卵するかしないかという重大な決定に大きく影響しているようです。

第1託児所。ホクリクサンショウウオが、毎年、産卵にやってくる。池はネットで覆われている。
ネットの目的は天敵から幼生を守ることにあると思うが、大きな落ち葉などを防ぐ目的もあるのかもしれない。
第2託児所。ホクリクサンショウウオは産卵にやってこない。なぜだ!?

 池目指して山道を下ること数分、「ただ今幼生が見られます」との看板が目に入ったときは心臓がドッキン!3年前に訪れた眉丈台地自然緑地公園の増殖池ではかなわなかった幼生との出会いが、ついに果たせる・・・。
 気持ちをじらして出会いの喜びを倍化させるため、持参した缶ビールでひといき。しあわせ。このすぐ後には、幼生との出会いが待っている。超しあわせ。・・・などと、まったりしていたら、蚊の大群が攻めてきた(爆)。
 あわててビールを飲み干し、幼生探索スタートです!・・・ところが、目を皿のようにして探しても一匹も見つかりません。あれ?あれれ?時期も遅いし(このレポートは7月30日の出来事)、もう皆上陸してしまった後なのかもしれない・・・。

 幼生を探している間も蚊の攻撃は休むことを知らず、一度は発見をあきらめて池から立ち去りました。でも、後ろ髪を引かれまくり、引き返しました。

いた!!!

 引き返して本当によかったです。

 いた。いました。見つけました。小指の先くらいしかない小さなホクリクサンショウウオの幼生!!おお・・・おおお!(感涙)

 その姿をしっかり目に焼き付けようと、木道にはいつくばって水中に目を凝らしました。キミは2〜3年後に性成熟して、繁殖のため、またこの池に戻ってくるんだね。自然界の池と違って、この人工池は開発でなくなったりはしないから、安心して戻っておいで・・・。


全長約4cm。手足は生えそろっている。

 この観察中も蚊は容赦ありませんでした。もう、半狂乱で蚊を追い払い、木道の上をのたうちまわりながらの観察でした(服泥まみれ)。何か、奇声も発していたと思います。この間、ひとりの通行人もなくて本当によかったです。

 これが、ホクリクサンショウウオ幼生との出会いでした。都合で更新が遅れたため、すでに2ヶ月も前の話になってしまいましたが、とても楽しかった思い出です。
 なお、今回、ねいの里にあるもうひとつのサンショウウオ関連施設「ヒダサンショウウオのせせらぎ」では、ヒダサンショウウオに出会うことはできませんでした。今私が住んでいる上越地方はヒダサンショウウオ分布の北限。機をとらえて、地元での観察を試みたいです。

なんじゃこりゃー!

 蚊と格闘すること数十分、幼生が木の葉の影に隠れて見えなくなり冷静さを取り戻した私は、ねいの里に隣接している温泉施設で汗と泥を洗い流して帰路につきました。

 そして、駅で帰りの電車を待っているときに、腕を這っている”何か”に気が付きました。

 ・・・わーーーー!!!ダニだ!!

 幼生観察時に木道でのたうちわまっているとき服に付いて、連れてきてしまったのだと思います。お腹が赤色をしていることが特徴で、4mmはあろうかという立派なダニでした。正体は分かりませんが、ヤバい毒を持っていそうな雰囲気があり、ちびりそうでした。

 右上の写真を撮ったあと切符の上に乗せてこわごわ観察していたのですが、駅前で地べたに座ってたむろしていた高校生グループの横を通ったときに偶然風がふいてダニは落ち、行方が分からなくなってしまいました。(後日、マダニの仲間であることを知りました。人間にも取り付いて吸血し、ヤバイ病原菌を媒介するそうです。高校生ごめん。)

メモ

8月23日

 あれ以来、トビムシの数が激減。トビムシの仲間は、有機物を食べて増えるという。これからは大発生させないよう、もっと頻繁な手入れをしないといけない。

8月25日

 冷凍アカムシを給餌。なーんか、デカくろ(♂)の食欲が落ちてきている。ナンバー1の巨体を誇り、一番の大食いだっただけに気になる。

8月26

 ちびくろ(♂)がまた水中に入ってた。

9月2日

 ちびくろ(♂)が水から出た。

9月6日

 冷凍アカムシ給餌。やはり、デカくろ(♂)の食が細い。
 涼しい日が続くようになったので、24時間フル稼動させていたエアコン(ドライ運転)を終了した。

9月13日

 レプトミン給餌。全員食べた。

9月16日

 水換えした!

9月21日

 冷凍アカムシ給餌。全員食べた。あまり量を食べていないのに、デカくろ(♂)はあいかわらずお腹が大きい。なんとなく元気もないみたいだな・・・。

9月23日

 来週25日から29日まで、仕事でアパートを留守にする。留守の間の給餌は、現行頻度からみて問題なし。念のため、エアコンはドライ運転にして出かける予定。
 とにかく、デカくろ(♂)のことが心配。水質浄化のため、活性炭を3袋入れた。

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