2004年1月
2004. 1. 8 シッポのその後
2004. 1.15 ふやかし要領改正
2004. 1.28 水換えで油膜発生!?
共食いされた尻尾が良くなってきました。共食い後の飼育メモと合わせて報告します。
飼育メモ
- 12月24日
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給餌レプトミン。水換え1/3。この日、サンボちんの尻尾の怪我を発見した(;;)。
- 12月25日
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給餌レプトミン。水換え1/3。サンボちんが餌に反応した!(しかし、食いつくも空振り・・・。)
- 12月27日
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給餌レプトミン。サンボちんがレプトミンをいっこ食べた!回復に向け大きく前進!4リットル水換え。
- 12月29日
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飼育温度は13〜15℃で推移。外気温との差で水槽の内側に結露が目立つ。”蒸れ”を避けるため、ここしばらくスイッチを切っていた送風ファンを駆動開始。
- 12月30日
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レプトミン給餌。食べない個体が2〜3匹いた(サンボちん含む)が、最近の頻繁な給餌頻度からいって、これで正常か?
レプトミンのふやかし加減が難しい。ふやかしすぎるとピンセットでつまんだときに崩れてしまうし、ふやかしが足りないと、サンショウウオが咥えたときに異物と判断して吐き出してしまう・・・う〜む。水換え4リットル。飼育温度15℃。
- 1月1日
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皆とは逆向きに詰まった5匹目の尻尾が左端に(^^;
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あけましておめでとー。
見ると、4匹がぎゅうぎゅう詰めで顔を出しているシーンに遭遇(゚∀゚)。中央下の個体は幼斑模様の残るサンボちんだ!大人たちに負けじとがんばってるな〜(笑)。もう安心かな。
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- 1月4日
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久しぶりに冷凍アカムシ。3個体しか食べてくれなかった。しかし、うち1匹の食欲がすごく、水中から水球選手のように伸び上がってピンセットに食いついた!水換え6リットル。
- 1月7日
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便座をウォシュレットに変えた。
- 1月8日
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レプトミンのよいふやかし方(下記事参照)を研究した甲斐あってか、餌食い上々!9個体が食べてくれた。サンボちんは2つ食べてくれた!!!
尻尾もどんどん回復してきています。 →
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クリックすると詳細をご覧いただけます。
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レプトミンふやかし要領
レプトミンのふやかし方を実験・検討した結果、今後、次の方法を採用することにしました。
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レプトミンをコップに入れ、水を注ぐ。
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コップを少しゆすってなじませてから、水をすべて捨て、10〜15分程度放置する。
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給餌開始!
こうすると、表面が程よくやわらかく内側に芯のあるレプトミンができあがり、ピンセットで給餌しやすいです。
水に浸けたままふやかせば、より短時間で、より飲み込みやすいやわらかさにできる(上の方法はやや硬めに仕上がる。硬めだと、咥えた勢いで歯にくっつき多少飲み込みづらい場合がある)のですが、一部の栄養成分が水に溶け出してしまうデメリットも考え合わせ、このようにしました。
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レプトミンはLサイズを用いる。
(細長くて与えやすい)
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先日、レプトミンを「ふやかし要領」のとおり準備していたことをすっかり忘れ、1時間以上放置してしまいました(いつかやらかすと思っていたが、さっそくやってしまった・・・)。もはや干からびたものと諦め半分、ピンセットで摘んでみたところ・・・こ、これはっ!
水分が隅々まで染み渡り、中はフワフワ!
一方、表面はわずかに乾き加減で、摘んでも型崩れしない絶妙な弾力!
まるで蒸パンの感触です。前回紹介した「ふやかし要領」で作ったレプトミンはやや硬めで、咥えたときに歯にくっつくことがあるのが欠点でしたが、今回のレプトミンならバッチリ!
さっそく要領を改正しました↓。今後はこの方法で行っていきます。
改正レプトミンふやかし要領
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レプトミンをコップに入れ、水を注ぐ。
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コップを少しゆすってなじませてから、水をすべて捨て、10〜15分程度放置する。
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そして、案の定忘れる(爆)。
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思い出したら給餌開始!
※酸化が進むので、せいぜい1時間くらいで思い出すよう努力する。
【参考:ふやかし方による違い】
A.ふやかす前のレプトミン
×カチコチ。異物と判断して吐き出してしまう。
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B.水に浸け置き(ふやかしすぎの例)
×ピンセットで摘むとボロボロ崩れる。
×栄養成分の溶出の恐れ。
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C.旧要領でふやかしたもの
○芯があるのでピンセットで摘みやすい。
○表面がやわらかいので吐き出さない。
×歯が芯に食い込んで、くっついてしまうことがある。
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D.改正要領でふやかしたもの
○摘んでも型崩れせず、曲げても折れないしなやかさ。
○芯までやわらかく飲み込みやすい。
△条件により、ふやかし時間を加減する必要がある。
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飼育メモ
- 1月12日
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昨日買ってきたジョウロ(容量6リットル)で初めての水換え。給水後はまたジョウロに水を汲み置き、次の水換えに備える。なかなか使い勝手が良い。サンボの傷口がふさがり細菌などに冒される心配は去ったので、今後の水換えペースを落とす(通常に戻す)ことにした。水温も低めにして10〜12℃。
- 1月13日
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レプトミン給餌。うっかりふやかしたまま忘れてしまったが、気が付けば最高の出来栄えに。ブラボー!サンボもバッチリ食べてくれた。昨年末の大掃除の時に発見したデニボール2個(生分解プラスチック。嫌気性濾過を行うバクテリアの餌となる)を投入。硝酸塩の還元に期待。シェルターの流木を追加(元日の様子を見て以来、シェルターが足りていないのではと密かに気になっていた)。
- 1月15日
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水温11℃。昨日から外は銀世界。さすがに寒い!!!雪が振る間はジョウロでの水換えはやめ、雨が降るようになったら再開することにする。ん?いっそ、今後は原則として雨天の日に限り水換えするっていうのも良いかも?(むしろこれまでより頻度はアップする)
しばらく前から、産卵場所の水場に油膜が目立つようになりました。
正体はバクテリアの死骸などの有機物の膜で、濾過が不調なときに発生しやすいといいます。デリケートな低水温下での生物濾過をずっと良好に維持できていたのが自慢だったので、ちとショックでかい・・・。
原因は塩素?
原因をよく考えたところ、サンボの怪我が悪化しないようにと頻繁に行っていた水換えが裏目に出た可能性に思い至りました。
水道水には濾過バクテリアに有害なカルキ(塩素)が含まれているわけですが、通常、少量の水換え(部分換水)では、あまり問題になることはありません。
ところが、冬場は水温が低いためカルキの”抜け”が悪く(低水温ほど気体の溶解度は高い)、もし、カルキ抜きが不十分な水で水換えを行えば、濾過バクテリアは長時間に渡ってその悪影響にさらされることになります(熱帯魚飼育のように温めて使う分には関係ないが、サンショウウオ飼育では冷水のまま用いるので問題がある)。
汲み置き不十分な水で頻繁に水換えをしたのは不用意でした。
教訓 : 寒い季節は、カルキ抜きをカルク考えない。(ぷぷっ)
飼育メモ
- 1月19日
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水換え2リットル(ジョウロ使わず)。冷凍アカムシ給餌。水中にいる個体たちの食欲がすさまじかった。陸場から給餌を始めるも、たちまち餌の気配を察知して、近くの仲間に噛み付き、噛み付かれ、大混乱。すっかり元気になったサンボは、果敢に噛み付く側に回っていた(もう本当に安心してよいと感じた)。水温10℃にしてこの食欲・・・もう少し下げるか?
- 1月20日
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湯煎温度を調節し、水槽温度を9℃に。
- 1月22日
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大寒波襲来(上空にマイナス40℃)。猛吹雪。少しだけ開けてあった窓から雪が吹き込み、飼育部屋に吹き溜まりが出来ていた・・・。水温は7℃(おっと!)。とりあえず、凍りついていた窓を力ずくで閉めた。これで7℃以上9℃以下になるはず。
- 1月23日
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水温9℃。外は相変わらず荒れ模様だが、寒さは若干緩む。
- 1月26日
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連日雪だるまマーク。水温9℃。ミールワーム給餌。10匹中6匹が狭い水中にひしめく。寒くなってきてから、水中に留まる個体が顕著に増加している(暖かい季節はほとんどが陸にいるのだ)。掲示板でお世話になっているくおまおさんとこのエゾサンショウウオも、10℃以下で水中に留まる傾向がみられたという。繁殖活動に関係した行動ならオモシロイが、特に体型の変化などは見られず。あるいは水中越冬の類か・・・!?
- 1月27日
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水温9℃。さらに低めに設定を微調整。
- 1月28日
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水温10℃(お?)。今朝まで続いていた雪が雨に変わった。十分に汲み置きした水を使って換水6リットル(ジョウロ使用)。(P.S.油膜は減ってきた感じ。)
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