2004年8月2004. 8.20 深刻な病気2004. 8.22 薬の変更 2004. 8.29 たった今 2004. 8.20 深刻な病気キョロチビの身に大変なことが起こってしまいました。あまりにむごい症状のため公開をためらったのですが、何か情報をいただけないかと思い公開することにしました。 状況
応急的にとった対策ネットや専門書で調べましたが効果的な対策が見つからず、以下の応急策をとりました。 薬浴18日の夕方、以下の手順でメチレンブルーとパラザンD(オキソリン酸)の混合薬浴を実施。原因がはっきりしていないので、細菌・真菌・原虫など広くカバーできる混合薬浴としました。副作用が心配で、濃度は規定量としたが短時間にとどめました。
隔離洗浄後は、本水槽内に急遽設置した小型のプラケースに隔離しました。
隔離した最大の理由は、今後、頻繁に行うことになる病状観察において、ケースごと持ち上げて覗き込めればストレスを最小限にできると考えたからです。 本水槽の手入れ細菌性の病気であれば、他のすべての個体もすでにキャリアーと考えられるので、せめて現状の環境を改善しようと考え以下の対策をとりました。
今後について以下の点について検討。
以上、要点だけかいつまんで報告するつもりが、なんか長くなってしまいました。様子が気になって仕方がありません。正直、かなり深刻な状態にあるとみています。悪い夢かとも思ったんですが、やっぱり夢じゃなかったです・・・。 2004. 8.22 薬の変更現在までに以下のことがわかりました。 バクテリア感染症の一種クラミジア感染症では、全身の浮腫み、皮膚のはがれ、出血などの症状が出るそうです。治療法としてオキシテトラサイクリンが有効とありました(濃度、時間等については記載なし)(Newts and Salamanders,Frank Indiviglio著)。 体の浮腫み及び目の曇り(角膜炎)が生じた例として、エロモナス菌、シトロバクター菌、プロビデンシア菌(Aeromonas bydrohila、Citrobacter freundii、Providencia alcalifaciens)の感染例を見つけました。100mg/Lの濃度のオキシサイクリンによる薬浴で効果が期待できるようです。薬浴時間については記載がありませんでした(AMPHIBIAN MEDICINE AND CAPTIVE HUSBANDRY,Kevin M. Wright著)。 使用薬の検討 以上のバクテリアはどれもグラム陰性菌と呼ばれる仲間で、まさしく今回行っていた薬浴成分のひとつオキソリン酸のターゲット菌。このまま同じ方法で薬浴を続けるという選択肢もあります。 魚病薬による薬浴をやめ、テラマイシンの使用を開始しました(異常のある右目に直接塗布。) 光環境の改善
2004. 8.29 たった今 たった今、キョロチビが餌を食べました!隔離後、はじめての給餌にて。
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