2004年9月

2004. 9. 5 山は去った!?
2004. 9.11 回復の歩み
2004. 9.14 祝杯の理由
2004. 9.25 回復の歩み その2

2004. 9. 5 山は去った!?

 おかげさまで浮腫はすっかりなくなりました。右目はまだ回復しておらず、日によって水ぶくれの程度が大きかったり小さかったり。しかし、全身的な症状が落ち着いたことで山は去ったとみています。

 1〜2日に1回のペースでテラマイシン軟膏の使用を続け、はや2週間が経過しました。いいかげん薬の継続使用による副作用が心配です。この辺でいったん使用を停止し、しばらく様子をみることにしました。


今日の様子

発見時の状態

光環境の改善2

 8月28日に、2灯ライトのうち1灯を弱い紫外線ランプ(レプティグロー2.0)に変えました。

再生能力

 ところで、何度も共食い被害にあっているかわいそうなサンボちんですが、昨年末にかじられた尻尾の先は写真のとおり、見事に再生しました。
 サンショウウオの再生能力はすさまじく、眼球を失っても、もとどおり再生することができます(眼球どころか脳組織まで再生できる)。キョロチビの右目が、早くもとどおり見えるようになりますように・・・。


クリックすると詳細をご覧いただけます。

おまけ

 サンボちんはもう2歳半だというのに、まだ幼体特有の白斑模様が残っている。

2004. 9.11 回復の歩み

8日の様子

 右目のほうも、確実に良くなってきました!水ぶくれで飛び出していた状態は治まり、白濁も縮小して、中の虹彩(黒目)がうっすらと透けて見えるまでになりました(発症時)。病原菌に打ち勝ち、現在は次のステップ ─ ダメージを受けた体の回復期に入ったものと確信しています。

 ただ、先月末以来、食欲がみられないことが気がかり。回復期は普段より多めのカロリーが必要なため、滋養のある餌をたくさん食べてほしいのですが・・・。
 元来の少食な性質に、頻繁な病状観察のストレスが拍車をかけていることが十分考えられます。「観察」と「安静」は、痛し痒しの面があります。


白濁は縮小傾向

水ぶくれはほぼ解消

11日の様子

 ますます回復し、白濁が目立たなくなってきています。観察するたびに、「あ!また良くなった」という印象あり。

 餌はまだ食べません。

 「観察」と「安静」のどちらを優先すべきか。当然ながら答えは一律のものではなく、必要な場面では頻繁に観察し、そうでない場面では極力控えて安静にさせること。
 症状が落ち着いてきた今は、観察を我慢して後者を選択すべき時期なのかもしれません。

2004. 9.14 祝杯の理由

 キョロの回復に必要な栄養成分をぎっしりと詰め込んだ、MRP ─ スポーツ選手のための高栄養食品 ─ で育てたぶどう虫を用意しました。先ほど、キョロがこのぶどう虫を食べてくれました!!!

 それで、今、すごい勢いで祝杯を挙げています(あ〜、二日酔いほぼ決定)。

2004. 9.25 回復の歩み その2

20日の様子

 15日より、隔離ケースから本水槽のほうに復帰しました。


アップだと恐竜並みの眼力!

 写真では、周辺光の映りこみのせいで白い部分が多く感じられますが、肉眼によるパッと見では違和感ない程度にまで回復しています。
 この日も見事MRPぶどう虫を食べ、完全回復間近という感じ!

24日の様子

 上の記録に引き続いて、今日あたり、完治の報告ができると思っていました。しかし、予想外の事態に。

 今まで異常のなかった左目に、突如として発症。順調に回復していたのにどうして!?

 いやな動悸が止まらない・・・。

25日の様子

 濁り具合に変化は見られず、右目の時のような水ぶくれの症状はなし。

 昨日の発見直後に再び隔離。どうしてよいか分からず、安易な抗生物質の使用はよくないと思いながらも、とりあえずテラマイシン軟膏を塗布。また、細菌の増殖を抑えるため、隔離ケースの上に凍らせたペットボトルを据えて冷却。

 今回の病気は、右目にできた小さな傷から細菌が感染し、体の浮腫みが出たと考えていたが、もしかすると内臓疾患や代謝障害が原因だったのかもしれない。しかし、それならば両目同時に発症すると思うのだが・・・・・・・・・よく分からない。複数の原因が組み合わさっているのかもしれない。
 とにかく、気持ちを落ち着けて、もう一度すべてのことを考え直すこと。

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