2004年12月
2004.12.24 今冬はきっちり冷やす!
2004.12.26 潜れる場所
2004.12.30 ミズゴケをシェルターで覆う
急に寒くなったと思ったら、外が銀世界になっていました(いえ、それまでひきこもってたって話じゃなくて)。
水槽内にはエアーポンプで外気を取り入れているわけですが、現在、外気温2℃に対し、水槽内は8℃。室温で緩和され適度な冷え具合です。昨年はサンボちんの尻尾共食い騒動があり、やや高めに加温して冬を越しましたが、今年は、キリっと冷やしてみようかと思います(餌食いが落ちない程度に)。
また、日付を記録しておくことを忘れてしまったのですが、10月頃から、それまで1日8時間だった照明時間を6時間に短縮しています。これでサンショウウオたちが季節変化を感じ取ってくれればよいのですが。
・・・という記事を書き終えてから昨晩給餌を行ったところ、ものの見事にすべての個体が食欲を示しませんでした(>
<)。やっぱ暖めとくか〜!?
再チャレンジということで翌25日(9℃)に給餌を試みたところ、キョロチビ(すっかり元気!)をはじめ、3個体がミールワームをパクッ。その他にはピンセットを近づけると激しくソッポを向かれました。このことから、前回全員が食べなかったのは冬眠状態になってしまったからではなく、単に腹が減っていなかっただけだと判断しました。今後はなるべくカロリーが低い餌(レプトミンなどの人工飼料)をメインにして給餌を続けていきたいと思います。あまり関係ありませんが、私も30を超えて基礎代謝が落ちてきたので、カロリーの低いつまみをメインにして晩酌を続けていきたいと思います。
冬眠はさせない、給餌は続ける、という飼育方針は、冬眠中の死亡事故が心配だということと、給餌時に各個体の体調をよく観察できるということが理由なわけですが、中途半端な低温で冬眠させずに飼うことは単なる虐待になってしまいます。もしかすると、今の状態こそが、その中途半端な低温にあたるのではないかと気がかり・・・。
昨晩は8℃。10匹中3匹が食欲を示し、うち2匹がレプトミンを食べました(2匹中の1匹はまたキョロチビ。食べなかった1匹は何度か餌に飛びついたが空振りして上手に咥えることができなかった)。
昨晩はミズゴケには1匹も潜っていませんでした。潜れる場所が設置されたことに気が付いていない可能性も。そこで、ミズゴケケースの真上にシェルターを被せるように置いておきました。これでシェルターに隠れる際にミズゴケの存在に気付くはずです。
さあ、潜りたくば潜れ!
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設置方法を変更。
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今朝は7℃でしたが、ミズゴケ内部はおろか、当のシェルター下には1匹も隠れていませんでした。(慣れないミズゴケに戸惑ってる・・・?)
メモ
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カーテンを開けると水槽に日差しが差し込む。今年の秋口以降、真昼間に大部分の個体がシェルターから這い出し、日光浴をしている光景に何度かお目にかかった。光を避けるはずの生き物が白昼堂々・・・。謎。
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数年前からのことだが、オスを持ち上げた際に、全身的な”ひきつけ”を起こし丸くなることがある(数秒〜数十秒で元に戻る)。この時、ものすごい力で指にしがみついてくることがあるため、「繁殖時のメスや卵のうへの抱きつき行動」に関係した動作であり、体を掴まれた刺激で誤動作を起こしているものと、勝手に思っていた。しかしある時、餌を咥えようとして空振りした個体が直後にひきつけを起こす姿を目の当たりにし、考えが変わった。なんかやばい。筋肉の収縮に関連する栄養障害!?
なお、同様の症状の報告は他の飼育者からも受けている。
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牛タン食いたい。
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サンショウウオの1日当たりの消費カロリーの目安は次式による(参考)。
消費カロリー=(0.000007×温度2+0.0002×温度+0.0008)×(-0.0038×体重2+0.6726×体重+0.3956)
たった今適当に作った怪しい近似式だが、これで求められるカロリーを給餌していればほぼ体重を維持できる。ちなみに、Lサイズのレプトミン1粒(0.06グラム)≒0.1kcal。
忘れてならないことは、本来寒い時期には餌食いが落ちて痩せるものであり、逆に、春や秋は増量期にあたる。給餌カロリーを式による一律のものとは考えず、季節に合わせて加減する意識を持ちたい。
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